終わりの会で
川田さん(仮名)と福田くん(仮名)が先生に名前を呼ばれて、何やらお薬のようなものを手渡されてた。
クラスの全員が思った。
あ、あの二人、ぎょう虫いるんだ。。。
容赦ない昭和なスクールデイズ。
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さて、
ハッティさんの寄生虫駆除の季節がやってきました。
前回、お薬を投与したのは2月の半ば。
基本、年に2回寄生虫駆除をします。
寄生虫の野郎は毎回薬の成分に免疫力をつけてパワーアップしてくるので、毎回違うメーカーの違う成分の入ったお薬を投与します。
では、ハッティさんにお薬を投与します。
その前に、
まず、ハッティさんの体重を測ります。
ハッティさんの体重は366〜370kgですので、
虫下し薬りのシリンジのリングをメモリ370に合わせてストッパーをかけます。
これで適量のお薬が投与できます。
ヘッドカラーを装着させて、
口の中に草や干し草がないか確認して、口横のヘッドカラーをグイッと持って、
口角からシリンジ押し込んでひと思いに注入。
イラストのところを持った方がシリンジを口に入れやすい。
頭を抱くようにして口を上にしてちゃんとお薬を飲んだかどうか確認。(最近のお薬はジェル状かクリーム状なので口からダダーと出てくることはないが)
以上。虫下しお薬投与完了っ!!ワームよ、一匹残らず駆逐してやるどー。
使った後のシリンジ。注射器みたいな構造ですね。
マキシマム700kgの馬の寄生虫がこれ一本で駆逐できます。ハッティさんは370kgなので半分強使いました。
ハッティさんは小さい時からワーミングをしているので、割とおとなしくしていてくれます。お利口さんですね。
でも、やっぱり味が嫌いみたい。
「変な味がしたー、まだ舌についてるー、変な味がー。このあと暫く何食べてもこの味になるやん。もーーー」
お口をすぼめてちょっとすねてる。
次の日。
ワームが出ているか馬糞チェックをします。
今回、ひとつの馬糞にレッドワーム2、3匹で、去年と比べ物にならないくらいにレッドワームを駆逐していました。去年はレッドワームで馬糞が真っ赤だったからね。うじゃうじゃー、うじゃうじゃー、だったから。
写真は貼らないほうがいいね。見たい人、個別に対応。ビル、待っているわ。
白いテープワームは、そんなに危険では無いらしいけど、赤い小さなレッドワームと呼ばれる寄生虫は超危険。馬の肝臓に入っていくらしい。うじゃうじゃー。キョワイ。
そんな危険なレッドワームがハッティさんのお腹から去っていって少なくなってきて本当に良かった。
もう1年以上も外部からの他の馬との接触は無く、クラッカー先輩とここの牧場で暮しているので、寄生虫コントロールが順調に進んでいるようです。
家畜などの感染病は外部からの出入り、接触が一番ヤバいのです。
ハッティさんは健康です❤
連日の雨で、牧草が、グリーンが帰って来ましたよー。