今週のお題「○○の秋」それは「暇人の秋」だろう。いや、そうじゃなくって、それだと意味合いが違ってくる。はてなさんはそんなのを望んでいないだろうに。まあいいか。表現の自由だ。
「暇人の秋」 をお届けしよう。
最近、
文字がちゃんと読めなくなってきた。
視力の問題じゃなくて、まあ、それもあるが。
なんだろう、
視覚から入った情報を脳が勝手に変換する。
みたいなことに最近なっている。
例えば、最近のニュース
ユニクロ、イタリアへ
目から入った情報は脳が勝手に
ユニクロ、リタイアへ
と変換してしまう。
へー、ユニクロ、リタイヤなんやー。何歳で定年なん? で、誰が?
とか。
これだけではない。
このまえなんか、
ディスカウントのスイートショップで ピンクのパッケージのキットカットが4個で1ポンド。
わー、ついにイギリスでもいちご味のキットカットが買えるー。しかも安っ。
喜び勇んで購入。すぐさま口に入れるも、
なんじゃ、いちごの味全然せんがね。コレ。
と改めてパッケージを見ると、
Ruby cocoa beans
と書いてあった。
巷では、オサレな代物らしいが、そんなことはどーでもいい。
それがいちご味じゃないことに落胆する。
もう、もう、口が、口の中がいちご味になってるのに。
ルビーココアビーンズってなんやねん。
そんでもって、
ピンクのパッケージのキットカットとうい視覚の情報を「Ruby cocoa beans」ってちゃんと書いてあるにもかかわらず勝手に脳が「ストロベリーキットカット」に変換してしまったことに怒りすら覚える。
このぬか喜び、どうしてくれようぞ。
ほらね。いちご味に変換するだろう?君も。
まだある。
この夏、道後温泉に行った。愛媛県のかわいいみかんのゆるキャラ。
みきちゃんっていうんだね。かわいい。
だがしかし、
そのみかんのようなイヌのキャラクターは
みきちゃん
ではなく、
みきゃん
だった。
この目でその文字を見てるのに、脳が勝手に変換する。
どういうことなんだ。これは。
これは、多分、ここ最近のコンピューター、AIの発達による、大きなお世話に悩まされている我々人類の脳が、知らず知らずのうちに、コンピューターに対抗意識を燃やしているのではないか。
その大きなお世話と言うのは何かと言うと、
君たちも身に覚えがあるだろう。
いや、そんなにフォーイグザンプルいらんし、っていう羅列する文字の変換や、別にそんなに好きじゃないんだけどそれ。っていうおすすめ関連記事や動画。
インテグラルをフルに活用して出てくる、おすすめだと言いながら、ゴリ押ししてくるかなりズレてる大きなお世話の数々。
しかも、
ここでそのおすすめ出す?みんな見てんのに画面。みたいな。もはや嫌がらせの域。
あいつらは絶対空気を読まない。
そんなコンピューターに人類は負けてはならぬと、
人類の脳も負けじと劣らず、自らいろいろ変換しているのではないか。
こんなんもあるよー。
こんなん似てるけど、どう?
なんかこれっぽくね?的なことをいろいろ出してくるのだ。
……
………。
人はそれを老化現象と呼ぶ。
ふむ。
それも一つの仮説としては良いだろう。
だとすればそれは、逆説的に言うなら、
AIこそが老化現象の真髄。
老化の権現様になろうとしているのか。
いろんな頓珍漢なことおすすめで出しやがって。その場の空気も読まぬときた。
ボケ老人か。
たまに、簡単なことが思い出せないこともあるが、それは、我々の脳がコンピューターのフリーズに対抗しているものと思われる。
AIと人類の脳との仁義なき戦い。
暇の向こう側で、
AIと人類の脳について考える秋の散歩道。
暇人の秋
キノコを見つけた。
ヤバイ、ちがうものに脳が変換してしまった。
君、ちょっとヤバくね?と思ったらぽちって。