こんにちは。
文学レシピの時間です。
文学の、文学のための、文学からのレシピだから。
いきなり始まるよ。
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雨上がり、あの角をまがるとあの道。
もう、そこには行かないと決めた。
そう心に決めたのに、気が付けばまた、そこにわたしは向かっている。
今日で最後、今日で最後よ。と何度も自分に言い聞かせたはずなのに。来てしまった。あなたに会いに。
そしてその度に、甘酸っぱい甘美な香りが私を包み誘惑するのよ。したたりおちる果汁。ああ、、、いけないわ。
けれども、
もう、終わりにしましょう。その時が来たようね。
ラヴイズオーヴァー。
それっ、そうなのよ。もう終わりなのよね、大人の恋のようにブラックベリーの季節終了。
ベリー イズ オーヴァー。
けれど、散歩に行く度に摘んでしまうのよ。瀕死のベリーをね。
もうね、もう採らないって決めているのに、家を出る前にビニール袋をポッケに忍ばせる。そしていつもハンドフルくらいのベリーを採ってしまう。もはや、癖。癖だわよ。
秋の癖ね。
でも、もう今年はこれで最後。
また来年ねブラックベリー。今年もいっぱい楽しませてくれました。グッバイ、ブラックベリー。
採ってきた最後の瀕死のベリーちゃんはまたまたピューレにする。ブラックベリーはピューレがいい。ちょっと手間でも面倒くさくても濾す方がいい。この面倒くさがり屋さんのふぉざりんが濾すくらいだから。絶対濾した方がいい。あのブチブチが苦手なの。
作り方
採ってきたブラックベリーを洗って、
えーと、あれ?
前に作ったなこれ。
こちら↓
そんな感じでよろしく。
さて、そうしてできた赤いピューレを
ホームメイドチョコレートチーズケーキにたらりとかけようものなら……
超ウマ。
つか、かけすぎてグロい。惨劇の後か。
そうくるか、そうくるなら
秒殺してやった。
だって、激ウマだもん。
チョコレートチーズケーキの文学レシピはまた今度。