ハロウィンでしたね。
「イベント好き」なふぉざりんとしては
キライじゃないよ、ハロウィン。
ところで、
渋谷はいつからハロウィン仮装で盛り上がるようになったの? でもおかげで、ハロウィーン、またはハローウィーンからやっと「ハロウィン」にシフトされたね。
こっちじゃハロウィンはおこちゃまのイベントって感じだけど、こちらの若者もクラブではしゃいでるのかもね。わしがしらんだけか。でも渋谷程ではないと思う。
ハロウィンは娘が12歳くらいまでは一緒に楽しめたかな。魔女の指クッキーとか、血まみれ耳のクッキーとか、目玉の入ったゼリーとか、あまりにもグロくて、皆ひいてしまった時もあったなあ。半泣き。
結構、味も美味しいのにぜんぶぐちゃぐちゃにして終わりみたいな、悲しいことも多々ありーのだったけど。
日本人って味もちゃんと美味しくつくるやん。
それに、着色料は使わず、赤はビートルートとかベリー、緑は抹茶とか、黄色はパンプキンとか、自然の色で作ってたり......。
けれど、わりと早い段階で、そんな繊細なココロは捨て去った。
郷に入っては郷に従え。
だからね、
着色料レンジャー 出動なわけ。まあね、ふぉざりんは控えめに使うけど、売ってるやつとか、イギリス人の作るカップケーキとか、色エグいし。色よ、アイシングの色。ありえへん。もう食べ物の色じゃないって。
そして、
時は流れて、娘、テイーンエイジャーになった今、
トリック オア トリートとか仮装をして村をまわるなんて、そんないつまでも子供っぽいことやらないわ。と、今年はハロウィン卒業らしい。
この子達の出番はもうない。悲しい。
友達呼んで家でパーティーとかもあったりして、パーティーフード作るのメンドクサイなーっと思ったりしたけど、
もうしないとなると、ぽかりと穴があく感じ。
「蜘蛛の巣の飾りは?」
「ノー」
「魔女の指クッキーは?」
「ノーサンキュー」
「パンプキンは?ランタン作りしないの?もうパンプキン買ってるのに」
「…ノォー…」
「パンプキンよ。パンプキン。パンプキンっ!!」
「う……うん…お、OK」
なんか母が可愛そうだと思ったのか、いやいやながら、ジャックオーランタン作りに参加してくれた。
ふぉざりんはイベント好きなので、やっぱパンプキンは毎年カーヴィングしたいの。つか、一種のアートだからね、これは。アートだってば。
さあ、やるでえーっ。
娘が顔を書いた。
上部を丸く切り抜き、そして中身をスクープしていく。実をいっぱい削り出したほうが中に火を灯した時、よりオレンジが明るい。
けれど、このパンプキンは馬たちのトリートにするので、今回は薄くせずに実を残しておく。
アート。
やっぱり実が厚いとオレンジ色に光らないね。まあいいや。これはこれで。
馬ファースト。
二年前のやつ。薄く実を削り出すとこんなにオレンジに。
これは四年前のかな…
「ウギャャーアアアアアアーーーー、魔女よ、魔女ーーーー!!!コワイー?」
娘「……」
「.......」
いつになるんだろう、
この支配からの卒業……。
尾崎かっ。