アケオメコトヨロ〜〜〜
2020年が幕開けしたわけですが、もう3日もたってしまったよ。
ニューイヤーズ・イブの31日はちょっとした事件が起きたのだ。
それは、28日にいつもの馬を見に行く散歩のときに気付くべきだった。子馬のハッティのママ馬が28日に見た時と全く同じところに立っている。子馬のハッティがじっとそばでけなげに見てる。
何か変だ。
よーく見ると、後ろ足半分くらい泥にうまっているではないか。
マジか?
ってことは、少なくとも3日間はここにトラップしたままだったの?
なんであの時、気が付かなかったのか。
回り込んで近くに行ってりんごあげたら、むしゃむしゃ食った。そりゃお腹空いてただろう。そしたらほかの馬も近くに集まってきて、このままじゃ、他の馬もこの泥沼にハマっちゃう。
来ちゃだめー。
と言いながら、われも泥にハマる。ヤバい。
その間、べジの人(ダンナ)はアニマルレスキューに連絡。
でも、ニューイヤーズイヴの午後四時すぎ。もう仕事納めしたのか、だれも電話に出やしない。だんだんあたりが暗くなる。
ヤバい。ヤバい。
なんとかして暗くなる前に泥から脱出させてあげなきゃ。
べジの人が手当たりしだい連絡を取っている間、リンゴで釣って、ママ馬の脱出を試みる。前足で踏ん張って、後ろ足が動いたっ。
出るか?
カモンッ!!もうちょい。
が、
ちょっとだけ動いた後ろ足を見て絶句した。その後ろ足には有刺鉄線がからまりついていたのだ。
うっそー。大仁田厚か。
もう、無理、絶対無理。有刺鉄線を切らないと無理。
家に帰ってペンチ持ってくるか、でも、取ってる時に後ろ足で蹴られたりしたら。。。
いろいろ考えている間、べジの人が馬に関係するところに手当たりしだい電話して、やっと馬のオーナーにたどり着いて、連絡がついたころにはあたりがどっぷりと暮れていた。
それから30分後くらいに馬のオーナーのおじさんがやってきて、暗闇でワイヤーを切ろうとしていたので、
フォーンのライトで足元照らしましょうか?って言ったら、馬が怖がるからライトはいらん。といわれた。
ああ、ごめんなさい。ザ、ド素人。自分でワイヤー切ってたら馬に蹴られるところだったよ。
馬のおじさんは暗闇でワイヤーを切るも結構な時間がかかったので、凄い巻き付いていたに違いない。
やっとのことで、ハッティのママ馬は泥沼とワイヤーから開放された。ハッティがピタリとママ馬に寄り添う。すごい心細かったのだろうな。泣ける。
どうして28日に気が付かなかったんだろう。
と思うと心が痛むが、とにかく、無事ハッティのママ馬を助け出すことに成功したのだ。
よかった。本当に良かった。
そして元旦の朝、
家の前にお宝物がどっさり。
馬の恩返し。
てな日本昔ばなしみたいなことはなくて、そんなことあったら、元旦からミラクルだけど、そんなことなくても
ニューイヤーズイヴに人助け、じゃなくて 馬助けができてハッピーな気持ちこの上ない元旦なのであった。
で、元旦、なんちゃっておせちを食べた後に、様子を見にフィールドに行ったら、ハッティのママ馬はいなかった。馬のおじさんが手当するって言ってたから、多分、連れて行ったのだろう。
泥沼には、有刺鉄線がそのまま放置されていたので、全部取り除いて馬が来ないフィールド外の茂みに押し込んだ。
泥沼のところには、馬がここに足を踏み入れないように、その辺の木を集めて置いてきた。
泥にまみれて作業をしていると、スリーカラーがやって来て、
「なんかちょーだい」
って言ってるみたい。
来ちゃダメだって。ここ。
そんな
泥と馬のうん○にまみれた元旦だったのである。
運にまみれて運気上々の2020年になるといいなあ。