先日、散歩をかねて馬を見に行った帰り、フィールドで、もぞもぞうごめく物体発見。
よおーーく見ると、
ヘア。野うさぎちゃん。
近づいても逃げる気配はなく、更に近づいてももぞもぞ動くだけ。
むむ、おかしいな。うさぎは敏感だからすぐ逃げるのに…。
あっ、
目だと思っていたのは傷で、本当の目はその下。
その目が、目がーーーー。開いてないー。潰れているのか?
どうやらブラインド野うさぎちゃんのようだ。
早く穴にお入り。その穴の方に追うも、怖がって違う方に行くし、つか、これはモグラの穴ではないのか??うさちゃんおウチはどこお?どうしたものか。
枯れ草を周りに置いてさらに、うさぎの上から軽く枯れ草をのせて、上から見えないようにしたけど、もぞもぞ動いてしまう。
トンビに見つからないといいのだけど。
こんな冬の寒い日、トンビだって、アナグマだって、キツネだって家族がいて、お腹が空いているだろう。コンコン様に差し上げそうろう。みたくに。
ああ、夜になったらこの子はたぶんもう...
厳しい野生動物界。
この前から、翼の折れたスパロウや、そしてこのブラインド野うさぎ。なぜだ? なぜそんなバッドなコトがわたくしの周りで起きるのだ?
何かいやな予感。二度あることは三度あるって言うし。
次の日
フィールドに行った。
うそっ、嫌な予感的中か?
その馬の名はノーア。まあ、勝手に付けてるんだけど。ノーアはいつも遊歩道に近いところに独りでいて、人々から「独りぼっちでかわいそう」とか、お涙頂戴で人参やおやつをもらっていて、群れにいるよりここでおやつを独り占めできることを知っている。だからここの場所を離れない。そんなチーキーな馬。
最近、ブロッコリーやカリフラワー、キャベツなどの芯などの馬にはよくない野菜や、(菜種系の植物は馬にはNG)人参のピールした皮とかいわゆる野菜くずを投げ入れている人がいるのだ。
拾っては柵の外に出しているんだけど、まあ、放し飼いの馬は半野生だから、食べれない物は自分で知っているので食べないだろうけど。
そんな、そんなノーアが、
フィールドのど真ん中で倒れてる。大丈夫か?
マジか?
鳥、うさぎ、次は馬? 順番が全然ちがうだろ?今年はネズミ。いやいや、干支の話ではない。
お腹こわしたか? どうしたノーア。またホースレスキューか? ヤバい。
「ノーーーアーーー!!!」と呼んだら
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↓
ぬぬーっとムックリ起きて、のろのろこちらにやってきた。
ったく、人騒がせな馬だな。
ここにはチーターとか他の肉食動物がいるわけでもなく、そんでも、いくらお天気が良くて気持ちいいからってフィールドのど真ん中で横たわって寝るとか、野生の心を忘れたか。
うむ、この顔、
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↓
↓
もはや野生の心をすっかり忘れてる。
呑気だなあ。
和む。
その夜は満月だった。
馬と満月。