コロナが流行るちょっと前から、連続テレビ小説「おしん」を観始めた。
国民的いや、世界的大人気ドラマ「おしん」特にアジア圏。
らしいが、
当時は朝ドラなんて年寄りが観るものだと思っていたので、なんの興味もへったくれもなかったな。なので観てなかったのである。
そして時は経ち、ロンドン時代。
語学学校の同じクラスに中東の人がいて、私が日本人だと知ると、「おしん」の話を振ってきた。タイトルは知ってるけど観てないって言うと、
「信じられないっ、キミはホントに日本人か?」
って言われた。
おしんを観ていないと日本人ではないのか。。。
それ以来ずっと気になっていたのだ。
「おしん」
観ずに死ねるかってんだこの野郎!!
つーこって、「おしん」観始めたら、コロナクライシス勃発。おうち時間増えた。ニート称賛。ちょうどいい。心置きなく夜な夜な鑑賞できる。
鑑賞期間
約二ヶ月。
いやーー、よかったよ。ハマった。長いけど、長いと思わせなかった。俳優陣流石だな。どっぷり世界に入る。今は亡き名男優、名女優が目白押し、それだけでも目頭がじい〜んとしてくる。
天才子役、小林綾子演じるおしん少女期も良いが、
なんつったって見どころは田中裕子演じる青年期、
佐賀編 だろ。
おしんの夫、田野倉竜三の母、清に、これでもかっこれでもかっとイジメぬかれる。もう、鬼も鬼、鬼姑。っぱねえ。
そんな地獄の田野倉家の生活の中でも、長男の嫁、おしんにとっての義理の姉、恒子に救われる。
いい味だしてます。恒子さん。好き。
田野倉家の長男の嫁という立場をわきまえながらも、密かにおしんをサポートする恒子。
それは嫁いだ家に尽くすしかない恒子のささやかな抵抗のようにも感じられる。自分が出来なかった思いをおしんに託す。一貫して感情を打ち殺していて無表情だったが、最後の最後での最高の笑顔が印象的だった。
恒子の佐賀弁がジンとくるんだな。これが。
「急いだほうがよか。あとのことはどがんでんな。あたいでん子の親たい_____」
それと、山形のおりくさんの存在は大きいだろう。おりくさんがいなかったらおしんは加賀屋にも奉公には行っていないし、おしんのかあちゃんは手紙も読めてない。
山形の小さな小作農家から飛び出すことの出来た小さな窓が、おりくさんだったように思う。おりくさんがいなかったら、何も始まっていない。
人との出会いって大切だな。
いやー、マジ面白かった。橋田寿賀子先生すごいな。
でも、
アジアでは大ヒットでも、ヨーロッパでは人気がでないってのもわかる。
イギリスじゃこんなの児童虐待だからね。美談じゃ済まされねえから。
去年、日本で再放送されたみたいで、去年の秋ごろツイッター上で、
#俺たちの恒子
がトレンド入りし、話題になったらしい。
わたしはツイッターしないのでカンケーないけど、それを知って恒子のことを同じ気持ちで見ていた人が多くて、嬉しかった。
そんなこんなで、おしんにちなんで、今日は「大根めし」っと行きたいところだが、たこ焼き食べた。
スキーヴァーくんでジャンボたこ焼きを焼いた。中身はエビだけど。
娘ちゃん、5個でギヴ
わたしゃ4個でいいや。まじデカいから、このたこ焼き。
先日作ったエルダーフラワーコーディアルと一緒にいただく。もうあとこの一ビンだけになっちゃった。
なにげに発酵してシュワシュワしてきた。
久々のたこ焼き美味かった。やばっ、オタフクソース、もう残り少ない。ドバドバかけたいけど節約節約。がまんがまん。忍耐忍耐。
おしんですな。