ヘッジホッグ
(ハリネズミ)はカワイイ。
うちの庭にも何度か出没した。
アイビーに隠れようとするヘッジホッグ。
頭かくして尻かくさず。
最近はもう来ないなあ。どこでどうしているんかなあ。。
と思っていたら、
この前娘ちゃんと二人で、馬のおじさんのフィールドの帰り、ヘッジホッグを発見したのだ。
ふぉざちゃんの癖。
家に近くなったら、ドアの鍵をバッグから出して、手に握る。ドアをすぐに開けれるように準備。それは大阪で一人暮らししてた頃からの長年の癖。家のドアの前でもたもたするのは若い乙女は危険だからね。
ふぉざちゃん今も乙女だからね、危険がいっぱいなんすよー。ヤッダーもう〜〜〜〜。
電車の切符買うときも、並んでる時から小銭を用意するし。(時代はビフォーSuicaとかPasmo)
並んでて、前のヤツがきっぷ販売機の前でモタモタして上の運賃表見てるのむっちゃ腹立つ。お前は並んでるあいだ何をしてたんや。あー?
つか、ただのイラチ。
んで、
その日も、家に近くなったのでポケットから鍵を出し手に持つ。
おおっ、
家の前の芝生広場に黒い物体発見。
ヘッジホッグだっ!この前、うちの庭に来た子かな?
ノロノロと、歩道まで出て道路に出ようとしてる。
ダメーーーー。道路に出ちゃダメーーーええええ。
敵が来たら針で身を隠してジッとしてしまうというその習性のため、車に轢かれて死んでしまうワイルドアニマルの第一位がヘッジホッグなんです。悲しいかな。
娘ちゃんと二人で、どうにかヘッジホッグちゃんを、芝生の広場の木の生い茂った方向へ芝生に這いつくばって追い立てた。無事ヘッジホッグちゃんは茂みの中に姿を消した。
茂みに姿を消す寸前のワンショット。
かわゆす。
道路に出ちゃダメでちゅよー。
良かったーー。あのまま道路に出てたら、車に轢かれてたかもよ。。。
とりあえずはセーヴ。
良かった良かったと安堵し、家のドアの前に立つ。
あれ?家の鍵は。。。
はっ!
鍵っ 家の鍵がねえーーーーー。どこ?どこいった? 家の鍵??どこ?どこ??
その日はベジの人は仕事でいない。
うっそーーーーー!?鍵失くしたあああ。
冷や汗がどっと出た。今夜は家に入れないのか。野宿??マジか。
最悪、義理親のところに行くか。あっ、車のキーも家の中じゃん。じゃ、バスで。いや、お金持ってねーし。ヤバい。マジやばい。あたりは既に暗い。
おかーさん、落ち着いて。鍵はどこに入れてたの?バッグの中?ポッケ?思い出してっ。
という娘ちゃんの声で我に返る。
あー、そうだ。手に持ってたんだ。
ちゅうことは、ヘッジホッグを追い立てた時、芝生に這いつくばって追い立てたから、きっとグリーンの芝生に落としたかも。
すぐさまヘッジホッグがいた場所に戻って見ると、外灯に照らされて家の鍵がキラッと光っていた。ココやでーー。と呼んでいるようだ。
ホッ。
とまあ、鍵がすぐ見つかって無事家に入れた訳だけど、
たぶん、コレはヘッジホッグの恩返しだとふぉざちゃん思うわけよ。ヘッジホッグちゃんが鍵を見つけて、分かりやすいところに鍵を置いてくれたんだ。きっとそうだ。
そうに違いない。
ヘッジホッグの恩返し。
え〜話やのお。。。。
おしまい。