うちの天才名馬の
ハッティとベイビーがフィールドに放たれて約二週間。だいぶ皆と馴染んだ様子。
女ボス馬ロマも、もう追っかけたりしていない。
一安心。
先週のある晴れた日、
フィールドから小さなパドックに、うちの子たちを出して、Walk on & stand 、Back up のトレーニングをした時のこと。
ヘッドカラーとロープをつけて、一緒に歩くトレーニング。
Walk on (歩いて) Stand(止まれ) back up(後ろに下がって) の練習。
ふぉざちゃんはベイビーを、娘ちゃんはハッティをトレーニング。
いつもなら聞き分けの良いベイビーだが、今日はご機嫌ななめなのか、なかなか言う事を聞いてくれない。
ウオークオンと言っても、ちっとも動こうとしないベイビー。
ロープを引っ張っても全く動かない。
ウオークオンッ、ウオークオンッ、
ここは舐められはならぬ。ふぉざちゃんがボスなのだよ。
攻防は続くが絶対ひるんではならぬ。
ウオークオンッ。このスタボンッが。グイグイ。
「もーーーー、歩いてっ!!」
と思わず日本語が出た。
するとベイビー、日本語の方がわかるのか、すっと歩き始めた。
なんだ、日本語の方がよかったの? ベイビーお前はすごいよ。日本語もわかるバイリンガル馬なんだね。やっぱ天才だわ。飼い主に似て。オホホホーーーーー。高笑い。
今度は馬を変えて、娘ちゃんがベイビーを、ふぉざちゃんがハッティをトレーニングすることに。
娘ちゃんとベイビーの様子を見ると、なんと、
walk on ....walk on....
娘ちゃんの英語にさくさく従うベイビー。それってもしかしてふぉざちゃんの「ウオークオン」の発音が悪いので、通じなかったのか? 気になったふぉざちゃん、
娘ちゃんに、発音のチェックをしてもらう。
うーーーーん。ネイティヴではないね。
とバッサリ。
クッソーーーーーッ。
どいつもこいつもバカにしやがって。ふん、どーせふぉざちゃんの英語は日本語英語ですよ。日本語英語ならまだしも、多数の日本人に
「ふぉざちゃんの英語って大阪弁ぽいね」って言われるし。
いいもんいいもん。
ここイギリスでは、
それって英語なん?って思う言葉が、ネイティヴもそうじゃない人もいっぱい飛び交っていて超カオスなので、
とりあえず、
電話でのプロバイダーのグレードアップ勧誘は全く聞き取れないってば。どうにかして。
さて。
トレーニングの後、ヘイを食べながらのブラッシング。
言葉なんていらないさ。ハートだよ。ハート♥