この一週間、
イギリスは寒波に襲われた。
雪景色がプリティ。
なんだけど、
牧場の実際問題として、ヤバい。
水道が凍って水が出ない。馬の水飲みトラフもガチガチに凍っている。
大問題だ。
フィールドに放し飼いの馬は小川の水、ポンドの水が飲み水になるけど、ステイブルの馬たちの飲み水を確保しなくてはならぬ。
なので、
ここ一週間、小川からの水運び。
ここの小道を挟んで反対側にベイビーとハッティがいたパドックがある。そこを見てベイビーを思い出して涙する。(´;ω;`)ブワッ
けど、泣いてなんかいられない。水を汲んで運ばねばっ。
小川の水を汲んで、ウィールバロウで運ぶ。
確保してバケツに入れるも、次の日にはガチガチに凍っている。
みぞれアイス状態。
今や2021年。
AIとかロボットとかテクノロジーとか5Gとか、世の中は無機質で色的には灰色とかツルツルピカピカ銀色とか白で、ハイテクスペースエイジ。
が、
牧場のお仕事に関しては、
テクノロジーとかカンケーないし。毎日泥にまみれる。色的には茶色でグチャグチャ。
やってる事、多分大昔とあんま変わんねーし。
変わったことは、たぶん、バケツなどほとんどのツールの木の部分が木製からのプラスチックになったことくらいだろう。軽くなって使いやすくなったとか。
2021年も1921年も1821年も、たぶん馬のお世話の労働は同じ。干し草を与え、水飲みの補給、ステイブルの掃除に、馬糞は拾うし、馬のブラッシング。
馬もずーっと同じ。草を食んで干し草を食む。
せっせと小川の水を汲んで運びながら、水道が使えないとこんなに不便なんだ。水道って便利だなあ。水道に感謝する。
そして
2021年の今も泥にまみれて、
世の中が進んでいく方向の対局に居るようで、その昔と同じことしてて、あんま変わっていないのだな。とつくづく思った。
それも結構心地良い。