先週降った雪が溶けて、
今週はちょっと暖かい。気温がマイナスにはならんので、水道が凍る心配もない。
寒い寒い冬が終わろうとしている。
牧場の馬たちのラグジャケットを脱がす。
ハッティのジャケットはベイビーが着ていたもの。
ベイビーが天国に召された後、その日からベイビーが着ていたジャケットはハッティに受け継がれた。
ベイビーのそれはハッティにはちょっと小さかったけれど、そのジャケットのお陰で大雪の日も風の日もハッティは温かかったと思う。
ジャケットを脱がせるのは寂しい。ジャケットを着ている事でベイビーと一緒にいたからね。ジャケットをハッティから脱がすのは、またベイビーとお別れするみたいで泣けてきた。
けれど、
脱がなきゃね。
寒い厳しい冬は終わり暖かい春が来るのだから。
久しぶりにジャケット無しでのトレーニング。
長い間ジャケットを着ていたので、(定期的にジャケットを脱がしてブラッシングをしている) ジャケットの下の白い毛が輝くばかりに超白い。まるで残雪。脚は泥にまみれているが。。。
一緒に歩く練習。
「ウオークオン」 歩く。
「スタンド」 止まる。
「バックアップ」 後ろに下がる。
公道を歩く。車の音にも動じないように。
背中に体重をかけても嫌がらない。
大体この4つはクリアだな。
最近では方向転換させる「ターン」も教えていて、ロープを長くもって私の周りを回ることも少し出来るようになったよ。
ターン、ターン。。。
なんて賢い馬なの。多分天才。
8の字ターンはまだちょっと無理。
ふぉざちゃんにとって「ターン」の発音が難しく、ハッティがターンすることを習得するより、ふぉざちゃんがターンの発音を習得できるかどうかそれが問題だ。
お菓子のハッピーターンのターンじゃ通じない。
トゥァーンと言いながらターンと言う。みたいな。TURNの「U」と「R」に全神経を使って発音。
娘ちゃんにいちいち発音のチェックをしてもらう。
公道を歩いていたら、あまりにもハッティがキラキラして美しかったのか、若い子が撫でてもいい?と聞いてきた。
ハッティは見知らぬ人に触られてもアグレッシブにならない温厚で人に慣れている馬だが、
急な動作や、大声を出したりせず、優しくハッティ、グッドボーイって言いながら横に立ってたてがみを撫でて。
と説明した。
ハッティはどーぞ勝手に撫でてって感じで動じない。いいぞ。いいぞ。ハッティ。
やっぱ天才だわ。この子。
ベイビーのジャケットは、来年はもうハッティには小さ過ぎて着れないので、牧場にドネーションも考えたけれど、ベイビーの遺品なので、持って帰ることにした。
ハッティもお名残惜しいのかな。。。。
ふぉざちゃんはジャケットを抱きしめてまた泣く。
(´;ω;`)ウッ…
もうね、涙が出るのはしょうがないのですよ。
ふっと我に返り、
実際問題として
これをどこに保管するか考え中。(・.・;)