馬のお肌のお手入れには
ニームオイルを使う。
皮膚がドライになっていて、白いフケみたいなんがいっぱいたてがみの皮膚のところにかばり付いている馬や、毛が抜けいる馬に塗ってあげる。
シェットランドポニーのエリックの眉間とたてがみの皮膚にニームオイルをぬるのだけど、
もうね、ちっちゃくて可愛いけど、気まぐれ暴れん坊なんですよ。ちょっと油断したら噛んでくるし、蹴ってくる。
たぶん痒くてイライラしてるのかな。
ふぉざちゃんはもう2回蹴られた。蹴りそうなしぐさ(なにげに後ろを向いて小刻みなステップ踏みながら後ろ向き寄ってくる)をし始めたので、すっとかわしたつもりがちょっと蹴られて、小さいフーフ型の青地が横太ももにできたよ。
もー、あぶねーあぶねー。
と、ベジの人に言ったら、
昨日、餌をやろうとしたらちょっと噛まれたよ。あっぶねーあぶねー。
とか、
映画「ジョーズ」のサメに噛まれ自慢のシーンを思い出した。
うちの馬、ハッティくんにもニームオイルをぬる。
たてがみの皮膚の部分が虫に刺されたようなあとがあり、その周りが十円禿になっているのだ。かゆいのか、噛んだ跡がある。
ニームオイルはオイルといえども、温度が低いと固まるので、ボトルの口から指でボジボジして取り出すも手の温度ですぐ液体になる。お湯にボトルごと浸けて液体に戻すと使いやすい。
マッサージするように地肌にすり込む。スリスリ。ニームオイルには虫除け効果もある。
匂いが結構独特で、セイボリーな濃い匂い。手に付いたらなかなか匂いが取れない。穀物系アブラって感じ。遠い昔に匂ったような、何かに似ているが何だろう。あ、ばあちゃんが畑にまいていた"油かす"か?
あーあ、ハッティの自慢の白いたてがみがオイルで黄色くなってしまった。ま、いつも泥にまみれるからいいか。
なんか臭いぞ。何ぬった?
と言わんばかりにガン見。
そんなわけで、馬のお世話を通してニームオイルを知ったわけだけど、
なんと、
ニームオイルは人間の肌や髪のトリートメントにも良いらしい。
その上、
このニームオイル、Saskiaさんの記事によるとガーデニングでも虫除けスプレーとして使うらしい。
ニームオイル、スゴっ。
こんなにもスゴい物、もっとメジャーになってもいいのに。巷ではあんま聞かんなあ。なぜだ? やっぱ独特のニオイかな。
あ、
アーユルヴェーダとか自然素材派の人たちの間ではガンガン普通に使ってるアイテムかもしれないが。
そんなとてもオサレでラグジュアリーなアイテムを、馬経由で知るという、なんかごめんなさいね。
しかし、馬のお手入れ用品はオサレでラグジュアリーなのだよ。フレンチグリーンクレイとか、ラベンダーオイルとか、テイーツリーオイルとか、ペパーミントとか、ヒマラヤンロックソルトとかアキネシアとか超自然派化粧品好き。
気になるのは
ニームオイルのニームってなあに?
ニームは木。オイルはに成る実の種から抽出したオイル。抽出したあとのカスはニームケーキと言って、これまたイロイロと用途があるらしい。カスなのにケーキ。
ニームの葉っぱからも良い成分が抽出できるらしい。
ニームって凄いな。
インドあたりじゃ当たり前ニーム。
詳しくは各自ググってニーム。
よろしくニーム。
ハイ、ニーム♪