七月七日、
今日は七夕様の日。
娘ちゃんが小さいころは毎年飾ってたな。七夕飾り。うちの笹竹はもとはと言えばそれ用に義理母から分けてもらったっけ。
娘ちゃん、3、4歳くらいの頃だったか、
お願い事を書いて笹に飾るんだよ。と言ったら、プレゼントいっぱい欲しいだの、具体的に一生懸命書いていたなあ。
で、七夕様も終わって忘れた頃に、
「七夕様はいつプレゼント持ってきてくれるの?」
と超イノセントな眼差しで聞いてきた。
彼女の七夕様の解釈は、クリスマスのプレゼントリストと同じだったようだ。いまいち、七夕のコンセプトを理解できていない娘ちゃんであった。
小学校に上がって、毎年日本に夏休み前の7月初めに帰ることになりイギリスで七夕飾りをすることがなくなった。
娘ちゃんが小学校低学年の頃の日本一時帰国のある時、日本の地元のスーパーで七夕飾りのイベントをやっていて、イベントと言っても、"ご自由に書いて飾ってください"と、大きな立派な笹竹があってその前のテーブルに短冊や色とりどりのペンや折り紙がキレイに整頓されて置いてある。勿論無人。(こうゆうのがいいよね日本って)
それを見た娘ちゃんが
「あ、あれ七夕様だ」
と言った時には、あたしゃ膝を打って喜んだ。嬉しかったよ。ヘゲレスで細い貧弱な笹に飾り付けたなんちゃって七夕飾りが、娘ちゃんの脳内で本場日本の七夕飾りとマッチしたということは、あたしの日本文化を伝える教育は間違っていなかったということだ。グッジョブ・ミー。
喜び勇んでそこに駆け寄り、つたない日本語で娘ちゃんが書いた願い事は
『3DSがほしいです』
だった。
あ、やっぱそこはちょい間違って伝わってる。。。。ヤベっ(汗)。
そんな事を思い出しながら、今年は七夕飾りをしてみよう。
お飾りや短冊。こよりは半紙がないのでキッチンペーパーで作る。
最初のお願い事はやっぱりこれだろう。
ああ、七夕様。
やっぱいいねえ。風情があって。
娘ちゃんの願い事
おとなになったなあ。成長したなあ。
サラサラと風に揺れる笹の葉と短冊。
日本人としてのDNAという琴線に触れまくり。今夜は星が見れるだろうか?雨が少し降ってきたけど、今夜、織姫と彦星は会えるだろうか。ああなんてロマンチックな伝説。
が、
煩悩は拭いきれないのであった。