まじで、
秋の収穫に忙しい今日この頃。楽しくて仕方ないのだけど、ブログ追いつかん。
ただただ日記のように箇条書きで、なんならタイムスケジュール的に書いたらいいのだけれど、
なんか超浅いウンチク垂れたいし、しょーもないことテキトーに思うがままに書きたい派。
んで、この日はテキトーに、牧場から採ってきたフルーツで、
クランブルをまたまた作る。
その名も、
オーチャードクランブルと命名。
オーチャードとは果樹園のこと。
牧場の一角から採ってきたオーチャードフルーツで作るどー。別にそこは果樹園ではないが。
りんご
プラム
ペアー(梨) すまん。梨はモリソンズで買ったヤツ。腐りかけなのでやっつけ。
そして、フォレストフルーツのブラックベリーもふんだんに入れる。
クランブルを覆い被せオーブンへ直行。
もう一度言う。
オーチャードとは果樹園のこと。
イギリスにおける果樹園オーチャードフルーツとは、アップル、ペアー、プラムが代表的。
一般的にオーチャードフルーツといえばこの3つのフルーツを思い浮かべる。
「センセー、オレンジはオーチャードフルーツですかあ?」
とか、遠足時の
「センセー、バナナはおやつにはいりますかぁ?」
的なカテゴライズに熱心な貴方の質問にお答えしよう。
話はそれるが、この"バナナはおやつに〜"の遠足時の児童の質問は、正にオンリーインジャパンな美しい質問だと思う。この質問をした児童はまだ小学生でありながら早くも日本人の美徳が備わっている証。おやつの上限500円のルールを絶対に守らなければならないという、何と律儀な、なんとバカ正直な日本人らしい質問だと思う。もっと説明すると、バナナをおやつとして買ったら、なんとお母さんもおべんとうのデザートととしてババナを買っていてバナナが二本になって家計のロスが出る。こんなんじゃお父さんの安月給じゃやってられないわ。と嘆くお母さんの姿を見たくないという優しさ。人に迷惑をかけてはいけないというモラルの構築。また、その質問をする事によって、もしかして金銭面からの家庭崩壊に至るかもしれない悲劇を回避できることを知っている危険回避能力の高さ。日本のわらべはなんと賢いのであろう。清き国清き日本を守るために日本人を象徴するこの「ババナはおやつにはいりますか?」というフレーズは後世に伝え残さなくてはならないとマジで思っている。
えーと、なんの話やったっけ。。そうそう、オレンジはオーチャードフルーツかどうかってこと。
A: どこか暖かい国、イタリアとかスペインではオレンジは果樹園フルーツかもしれないが、ここイギリスでは柑橘系はあんま育たないので、最初っからオレンジは問題外のような気がする。
と思う。多分。知らんけど。
ブラックベリーは森の小道で採れるのでフォレスト(森)フルーツと呼ぶ。
とか、
そんな浅いウンチク垂れ流したあとは、黙ってこのオーチャードクランブルを食え。
美味い。美味すぎる。もう言葉が出ないくらいうまい。
もぎたてフレッシュな青りんごの初恋の味にも似た酸っぱさに、昆虫や野鳥たちをもおびき寄せるプラムのジューシーな濃厚な甘み、糖分200%の腐りかけのペアーが甘く絡まりあう、ヘゲレス3大オーチャードフルーツの夢の共演。スペシャルゲストにフォレストフルーツのブラックベリーを迎え、食欲をそそる赤い色を演出し畳み掛ける甘美な甘酸っぱいメロディーをのせ、その上にはバターの効いたクランブルのクランチーなリズムをこれでもかとかぶせる重厚なプログレ的構成。そしてとどめは天使の羽衣のような純白のクリームが貴方を天国への階段へと誘う。
完璧。