そう、聴くんだな...
ソルティドッグを。
"飲む"じゃないんだよな。
ソルティドッグは飲むでしょ。と思ったチミたちはきっとカフェバーイケイケ世代。カウンターの超座りここちの悪い背の高い椅子に座ってワンレンの髪をかき上げてたと思うけどそこの貴方。
ソルティドッグは、グラスの縁にソルトがついてるグレープフルーツジュースとジンだったかウオッカだったかそんなカクテルだったかな。
カフェバーとか無縁だったふぉざちゃんも知っているって、当時のカフェバーブームって凄いな。
そんなトレンディーなオシャンなカフェバーより、60sクラブ、ライブハウス、バンドに明け暮れていて、どっぷり60s70sのブリティッシュロックにハマっていたふぉざちゃんは
ソルティドッグと言えば、カクテルじゃなくてプロコル・ハルムの隠れた名曲なんですよ。
プロコル・ハルムの代表作はなんと言っても
「青い影」 "A Whiter Shade of Pale"
題名知らなくても聴いたら、それ聞いたことあるっていう名曲なんすけど、
その「青い影」があまりにも有名過ぎて、あんまり知られてない隠れた名曲
「a salty dog」ソルティドッグを久しぶりに聴く。
ソルティドッグとはスラングで、船にずっと乗りっぱなしのセーラーの人たちのこと。
歌詞はざっくり言うと、船が被弾して沈没しそうで、乗組員たちはもうみんな助からないだろうという絶望感からの、からの、奇跡の生還。みたいなそんな歌詞。
海鳥が、海鳥の鳴き声が諸行無常の響きあり。なんすよー。
Procol Harum - A Salty Dog - YouTube
彼らが生きようが絶望しようがそんな事どうでもいいように、曲の始まりと曲の終わりに入っている海鳥の鳴き声。
ドラマティックな出来事がそこでは繰り広げられてたのだけど、それも景色の一部、国破れて山河あり的な、もしくは生生流転、無常的な、助かったのだけどどこか虚しくも儚い。それでいてブリティッシュロック。
劇的で壮大なドラマテイックな展開は
ゲイリー・ブルッカー氏のお得意技。
ハモンドオルガンの音色にシビレました。
素晴らしい作品は時を超えてずっと生き続けるの。