前回、
ハッティさんの削蹄をしたのは去年の10月だった。
削蹄とは馬の蹄のお手入れ。爪切りですな。
前回はね、ハッティさんはちょいと暴れてしまってね、ヒヒーーーンッとナポレオンの馬状態になってしまったのよ。ま、なんとか削蹄はしてもらったのだけど、その時、ふぉざちゃんは指を負傷して、ハッティさんの暴れぶりは結構なトラウマ。こんな子じゃなかったのに。。。反抗期?みたいな。
過去記事↓
ポニーちゃんの削蹄で指負傷 - 暇の向こう側 ~暇つぶしてミラクル~
基本、ハッティさんは超温厚な賢いポニー。
体を触られまくったり、フェザー(足首の部分の毛)を触られまくりブラッシングされるのは全然嫌がらないのだけど、この時から"足上げ"をしようとすると嫌がるようになった。
以前は、嫌がらず足を上げてピッカーで足裏ホジホジもさせてくれていたのに...。
前回の削蹄はふぉざちゃんもトラウマだが、ハッティさんにとっても超トラウマになったに違いない。ごめんよ。
"足上げ"がきっちりできないと後々大変。無理やり覚えさせようとフェザーを掴んで持ち上げるとバランスを崩してもっと嫌がる。で、アクシデントが起こりかねない。危険だ。
このままじゃハッティさんが言う事聞かないバカ馬になってしまう。ヤバいっ。
なので、
ファリアー(装蹄師)さんをブックしてから当日までの一週間、真剣にハッティさんの"足上げ"トレーニングをした。
心に決めたのは、
無理に足を上げない。ハッティさんが自ら足を上げるまで待つ。
急に足を触るのではなく、これから足を触るよーっと、ハッティさんの胸にあたりからナデナデしていって徐々に足の方に。フェザー(足首)のあたりをポンポンと軽く叩いて"足上げ"の合図。「フィートアップ、アップ、アップ」と声をかけながら。
で、
ちょっとでも上げたら自然に足をおろす。無理に持ち上げない。
その後「グッドボーイ、グッドボーイ」と褒めまくる。首部分をめちゃくちゃ撫でまくる。コレ大事。とにかく褒めて撫でる。
これを毎日毎日最低5回くらいした。
2、3日して足を上げてキープする時間もだんだん長くなって、足裏も触らせてくれるようになったど。いいぞ、ハッティさん。この調子。
そして
削蹄の日がやって来た。
ハッティさんがまた暴れたらどうしよう。前回よりも体重が80kg近く増えてるし今回暴れたらしゃれならん、指の腫れどころじゃないかも。心配で心配で前の晩は寝れなかった。案外小心者。
牧場にファリアーさん到着。ベジの人は信用ならんので、ふぉざちゃんがハッティさんの引き綱を持つことにした。
ハッティさんを信じよう。
ハッティさんはおとなしく削蹄をさせてくれるかどうか。心臓バクバク。
ハッティさーん、トラストミーーーッ
ファリアーさんがハッティさんの足を持って蹄の手入れが始まった_________
お!?おおおーーーー✨
❤ハッティさんおとなしい〜〜〜〜❤
(*˘︶˘*).。.:*♡
足をちゃんと上げて、ファリアーさんにされるがままにじっとしているおとなしいハッティさんの横で引き綱を持ったふぉざちゃん、なんかなんか泣けてきた。ウルウル。
🐴❤️信・頼・関・係❤️🐴
じぃぃ〜〜〜〜〜〜〜ん。( ;∀;)
ハッティさんは自慢のポニーだわ。まるでエンジェル。
そうよ、そうなのよ。さすがハッティさん、飼い主に似て地頭が良い。フフフッ。
伸びた部分を切ってもらってキレイにヤスリもかけてもらった。
ツートーンカラーの南洋の貝殻の様に美しいハッティさんの蹄。このあとココナッツオイルを塗ってもっともっとピカピカに。
てな訳で
心配していた今年初の削蹄は無事終了!!お疲れさん。
「クラッカー先輩もネイルやってもらったの?ちょっと見せてー、あらヤダ❤、ステキじゃなーい、ピカピカーァ」
「あら、ありがとっ。ハッティちゃんのツメもピカピカでステキよ〜、うふふ〜ん❤」
ふぉざちゃんのハラハラドキドキの心配を尻目に、オネエ言葉(妄想)でダベリながらゴロゴロする雄2頭。