牧場の、
そしてこの辺一帯の大地主の爺さまとマブダチなふぉざちゃん。
色々物をくれるので、ふぉざちゃんもなんかケーキとか作ったらいつも持っていってあげるの。いつぞや蟹をもらったのでお返しに巻き寿司を作って持っていったら、食べ方分からんかったみたいで、ちゅーか寿司は初めてで海苔を全部剥がして食べて、いまいち好きでなかったみたい。説明したけど耳が遠くてあんま聞こえてなかったみたい。寿司よりも花の筆画が描かれた割り箸の袋が気に入ったらしい。
まあ、えーか。そゆこともある。
先日、そんなお茶目な爺さまから、古いミシンをもらった。その古いミシンは爺さまの家のベイウンドウに飾ってあって、元々ファッション畑のふぉざちゃんですから、ミシンとか大好きで、それがアンティークのミシンとなると美しすぎて時を忘れてうっとり見惚れて、爺さまと立ち話の間にもビューティフル、ビューティフルって窓の外からまじまじ見てたら、「あげるよ。カバーがないけどそれでよかったら持っておいき。うちにはもう一台私の母が使っていたミシンがあるから」と。
爺さま太っ腹!!有り難き幸せ。マジ、チョーウレチイ。
つか、そんなに物欲しげな顔をしていたのだろか、アタイって...
長い間そこに飾ってあったのか、埃だらけで、色もくすんでいる。
ミシンのシリアルナンバーは「128K」
調べて見たら1912年のミシン。
ジョージ5世時代の代物です。(ちなみにジョージ5世は、映画「英国王のスピーチ」のジョージ6世のお父様)
そして1962年に製造中止。50年間お疲れ様。
つか、1962年までこのタイプが作られていた事に驚愕。ジャノメはこの頃ジグザグ縫いの登場。いやね、別にマウントしてる訳じゃないっす。
メイドイングレートブリテン
ハンドル式。電気代いらんどー。
ミシンの仕掛けが見える裏側。
案外簡単な構造。
この前の、分解したソニーのデジカメの内部と大違い。
100年の人類の英知の進歩を目の当たりにしたわ。
ダイソンでホコリ吸引
イギリス生まれのツーショット。
ベイビーオイルで磨いてピカピカに生まれ変わったどー。
このフォルムたまらん。
なんて美しいのだろう。うっとり。
当時の美しくも実用的な最強マシーン。ミシンとはマシーンのこと。
マシーン、マシーン、ミシーン、ミシン。バンザーイ!!的な。
美は強さだ。
この美しきマシーン、まだ使えるかどうかはまたの機会に。