牧場の
今にも崩れそうな物置小屋の縁の所にシダ類がひっそりと生えている。
山菜のゼンマイに似ているなあ...。
と思っていた矢先に、
カナダの師匠のブログを見た。
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おお、
これは物置小屋の縁に生えているやつと同じだっ。
コゴミと言うのか。茶色い毛に覆われているので英語名はlady fern(レイディファーン)だと思う。
なんと、食用だって?イエスイエス。これはもう、採っていただくしかない。
師匠、いつも野草の知識をありがとうございます。
最近、雨が降っていないヘゲレス。
ドライ気味。
マイマイしている若芽をポキポキと折って収穫。
レイディファーンって毛深い。ワサワサの毛。
ショーン・コネリーか、はたまた、ゲンジロちゃんの胸毛を彷彿とさせる。lady なのに。
洗って、
この自慢の毛をシェイブ。削ぎ落とす。クルンとなったマイマイのところはまあいいか。
茹でる。
うちのばあちゃんはゼンマイやわらびを下茹でする時にアク取りのため重曹をちょっと入れていたので、今回も重曹をちょっと入れてみた。このばあちゃんの知恵袋は代々伝えたい。
くったりとなったところでザルにあげる。
味付けの前に、素材本来の味チェック。
うん、おいちい。
少しだけ酸味があって、それでいて濃厚なちょっとだけマッタリ感。最後にほのかな優しい苦み。クセのないいい感じ。見た目毛むくじゃらなので苦いのかなと思ったけど全然そんなことない。
オリーブオイルでソテーしてパンにのせて食べるというとてもとても欧米系レシピもあったが、
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これには絶対レモン醤油が合うっ!!とアタイの中のDNAがスパークした。
そしてそれは、剃り残されたレイディの自慢の茶色い毛が鰹節に見えるという幻覚さえも引き起こす。。
実際に鰹節をまぶしたらもっと美味しくなると思う。
これはありだ。ありありだ。
山菜の王道わらびやゼンマイよりもアクが無いぶんマイルドで美味いかもしれぬ。今度は天ぷらにしてみよう。
毛深いコゴミなのか、クサソテツなのかよく分からぬが、このladyfernの若芽、 食えるどーーー。うまいどーー。
これから来るかもしれぬ食糧難に備えての予備知識。
実食は自己責任でお願いします。