冷やし中華とか始めなくていい。
6月だというのに寒いイギリス。
それに、リングイネとか、もうなんかイタリアンなのか、
中華なんかわからんて。どっち?
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なぜ、冷やし中華の麺がリングイネなのかというと、うちではロングパスタはスパゲッティではなく、リングイネだから。スパゲッティでもいいんです。フィットチーネでも。
中華ソフト麺がなかなか手に入りづらい環境では、もはや誰もが一度はトライしたことがあるだろう。
重曹を入れたお湯で長めにリングイネやスパゲッティを茹でると、ラーメンの中華麺っぽくなる
っていうのは、もはや海外組のパンキョ(一般教養)ですね。
重曹は英語で、Bicarbonate of soda。(バイカーボネイト オブ ソーダ) というそーだ。
重曹は凄いのだ。野草のアク抜きやら、お鍋の焦げ付き落としやら、生活のお役立ちお粉。
自分は重曹サージェント、つまり重曹軍曹とお呼びしている。
冷やし中華のタレは、
ごま油、砂糖、醤油、鶏ガラスープの素、ピーナッツバター、お酢少々をテキトーに器に入れて混ぜておく。
スムースピーナッツバターを練りごまの代わりに使うって言うのも、海外組のパンキョですわね。奥さん。
重曹軍曹による科学変化によって、ラーメンの麺のように"かんすい"臭く茹で上がったリングイネを流水で洗い、ドバっと↑のタレにぶっこみ混ぜる。
トッピングは冷蔵庫の余り野菜などによりその日によって違うが、今日は茹でたむね肉、ゆで卵、きゅうり、レタス、トマト、フライドオニオンを散りばめて完成。
できたどーー。
リングイネの冷やし中華始めました。
お好みでカラシ。
うまいって。でも寒い。
リングイネの楕円の断面がなんとなーく中華麺ぽくなるのを増す。ような気がする。重曹軍曹でパスタをラーメンの麺にするにはリングイネがおすすめ。
冒頭の質問に戻るが、
イタリアンでもなく、中華でもなく、コレはそのどちらでもなく、紛れもなくジャパニーズな一品。ま、もともと冷やし中華は日本発。中国では冷たいものは基本食べないらしいからね。
「麺がなければパスタを食べればいいじゃない」って、そーゆー簡単なことじゃないんだよ、マリー。麺がなければそれに限りなく近づける工夫をするのが大和撫子、英知の申し子、科学の子。なのだよ。
料理とは科学。
そんなリングイネの冷やし中華始めました。
でも、やっぱパスタはパスタ。
カモメはカモメ。
リングイネの冷やし中華終わりました。
強制終了。
だって寒いんだもんっ、ヘゲレスのここら辺。ヒーター入れてるし。
はよ日本の中華麺、縮れ麺とか食べたいぜよ。もうちゅぐ❤