いやー、井上尚弥選手、ツエーーーー。勇者だわ。かっこいいわー、凄いわー、惚れるぜ。日本の誉れ。
さて、
ハッティさんの牧場の奥に広がるブルーベルの森。
ふと、小耳に挟んだこと。
ブルーベルはブルーベルでも
イングリッシュブルーベル
と
スパニッシュブルーベル
があり、その2つをかけ合わせたハイブリッドブルーベルもあるらしい。
近年では園芸用のスパニッシュブルーベルが野生化して、英国固有種である、イングリッシュブルーベルを駆逐する勢いで森などに繁殖しているらしい。
との事。
なんだとお?!
ハッティさんの牧場の奥の森、エルフのブルーベルの森のブルーベルはどっちなんだいっ。
次の日にすぐさま、森のブルーベルをチェック。
見分け方は、
花が茎の片方だけに付いて、しなって垂れているのがイングリッシュブルーベル。 まっすぐ上に立っているのがスパニッシュブルーベル。
良かった。
イングリッシュブルーベルだ。
幸いなことにここら辺では一面イングリッシュブルーベルです。
ホッと安心して、
♪イングラ〜〜〜ンド、イングラ〜〜〜ンド♪ とフットボールのかけ声を心で歌いながら民家に近い方の小径を歩いていたら、
あ"ーーーーーーーー!!!
と思わず悲鳴にも似た声をあげてしまったよ。
なんと、ぬぁんとっ、
イングリッシュブルーベルとスパニッシュブルーベルの小径を挟んでの攻防戦を目のあたりにしましたよ。
左:イングリッシュブルーベル、右:スパニッシュブルーベル
これってまさに、アルマダの海戦っ!!!
右のスパニッシュブルーベル、なんだか体格良くって攻撃力強そう。迎え撃つイングランド勢。スペイン無敵艦隊を駆逐してくれいっ。
スパニッシュブルーベルは園芸品種なのでやはり民家の方からジワジワと侵略してきてますよ。怖い。
↓スパニッシュブルーベル。
なるほど、こうして見ると違いは明らか。
イングリッシュブルーベルに比べて葉の幅が広い。花が茎の周りにぐるりと付いていて垂れることなく真っ直ぐ咲いている。
↓イングリッシュブルーベル ピンぼけすまん。
線が細く繊細。花の筒部分が長い。ブルーの色が濃い。花が茎の片方だけに付いていて頭を垂れる。
垂れている方が風情があっていいね。そう言えば、イングリッシュフェアリーテールの挿絵のブルーベルはみんな垂れているね。その感じ、しだれ桜とか枝垂れ柳とか、稲穂とか日本の美的感覚に似たものがある。
↓こちらは、イングリッシュ&スパニッシュのハイブリッドかな?
花の形状は筒部分が長く、イングリッシュだが、花が茎の周りぐるっと付いていて垂れずに真っ直ぐ咲いている。
10〜20年くらいしたら、このあたり一帯、真っ直ぐな佇まいの花でやたら風情のないブルーベルの森になっていたらイヤだなあ〜。
頑張れ。イングリッシュブルーベル。外来植物に負けるでないぞ。カウンターパンチをお見舞いしてやれっ。
勇者ヒンメルの青い花のように、絶滅したと言われていても、ある場所にだけには咲いていてほしい。未来のフリーレンたちに見せてあげたいのだよ。
ちゅうことで、
そーゆー事情から、英国固有種ワイルドブルーベルを守るために、森などでイングリッシュブルーベルの花をピックしたり、球根を掘るのは法律で禁止されています。
つーことは、英国固有種を守る為に、
森でスパニッシュブルーベルを見つけたら球根掘って駆逐しても良いのかしら。
〜〜お触れ書き〜〜
森などのワイルドイングリッシュブルーベルをピックするのは禁止ぞよ、皆の衆。
イングリッシュエンシェントウッドランドを守ろう!!