モミの木の新芽って食べられるんですよ。
先日、
このモミの木の松ぼっくりのシロップを作ったのだけど、正確には松ぼっくりになる前の雌花。案外美味しくってビックリ。
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それに続くモミの木料理、今回はモミの木の新芽をやっつけ食べてやる。
北欧あたりじゃ、ペストソースにしたりシロップにしたりするらしい。
ならばここヘゲレスでもいただこうではないか。
牧場のモミの木の新芽
ハッティさんの背中に置いてみた。
なんと美しい黄緑だろうか。
収穫
まず、生で食べてみる。
爽やかな酸っぱみがあり、後からふわっと甘みが出てくる。ちょっとだけ渋みがあるけど気にならない良い渋み。
生でこのクオリティだと期待度高い。
●この新芽でペストソースを作ってみよう。
ペストソース作りはお手のもの。毎年ステインギーネトルで作っているからね、今の季節、材料全部揃ってる。
オリーブオイル、カシューナッツ、ガーリック、レモン汁、パメルジャンチーズ、塩コショウ、そしてメインのもみの木の新芽。
全部まとめてブレンダーでガーーーーーーっと。
これ食べれるんかいな?
と野草食が趣味のふぉざちゃんでさえもちょいと引きぎみ。
半信半疑でブレンダーでガーーーーーーーーっっ。
できたどーーーー。
モミの木の新芽のペストソース
おお、美しい黄緑色じゃ。
トーストに塗って食べてみる。
最初の一口はちょいと青臭いかなって感じるけど、最後にふわっと口の中に広がるなんとも言えない甘みがすごく良い。いいよこれ。なんか癖になるお味。
ステインギーネトルのペストとは一味違った美味しさがある。
娘ちゃんもサムズアップ👍
パスタにも絶対に合うぞ。
セイボリーのお次はスイーツ系も作ってみよう。
●モミの木の新芽のジャムを作る。
採ってきた新芽は一晩水に漬けておく。
鍋に水を1リットルくらい入れて 新芽を1時間くらい煮る。
なんかなんか、煮ている途中、ヒノキ風呂みたいな匂いがして、
正直、
ねえ、コレってホントにエディブルなのお...?
と、弱気になるも、もう引き返せない。濾して葉っぱを取り除いたヒノキ風呂のお湯みたいな液体にレモン汁、砂糖を入れてグツグツ煮詰めていく。
何作っているかもう分からんなってきて自らの脳もグツグツと煮詰まってきた。
とろみがついてきたらそろそろ完成。
できたどーー。
モミの木の新芽のジャム。
お味はどうだ。
恐る恐る食べてみる。
あらまあ、以外や以外。作る途中の匂いで心配していたけれど、爽やかなもみの木のかおりと上品な渋みがあって美味しい。
言葉で表すと
森林浴のジャム。
って感じ。
チェダーチーズと一緒にクラッカーに塗って食べてみる。
おお、コレは合うぞ。チーズのまったり感と、モミの木新芽の爽やか系のちょっと渋みと甘さと最後にホワっとくる森の香りが癖になる美味さ。
なんかシャレおつ。
もみの木の新芽のジャム&チーズクラッカーを、今この瞬間食べておるのは世界中でふぉざちゃんだけかもしれねーよ。このレア感、そしてむちゃウマ。この優越感ったらないわ。
こっちに道の駅があったら売りたい。(←なんかもう口癖) モミの木の新芽で作ったいろいろな食べ物。
これブームくるんじゃね?
少なくともふぉざちゃんにはブーム来てる。
今の時期、毎日牧場でモミの木の新芽を見つめる目が、木になった林檎とか梨を見る目と同じ輝きを放っている私が居るのである。
モミの木の新芽って美味い。
モミの木は食用。
モミの木バンザイ。
この事実を知ることができて良かった。
今日も
自然の恵みに感謝。