うちのアイビーの茂みに、鳥さんたちが巣を作っている。
去年はブラックバードのフレッド&ローズが子育てをしたが、彼らたちは今年はどこか違うところに巣をつくっているようだ。
今年は家のアイビーには、どうやら雀さんが巣を作ったようだ。
せっせと庭に落ちている馬さんの毛を集めてはアイビーの中に運んでいる。
テーブルの上に馬さんのブラシを置いたら、すぐやって来てた。
たぶん、
ラクジュアリーな馬の毛のペルシャ絨毯のような巣が出来ていることだろう。覗いてみたい。
そして、
その日は、まるで冬にもどったような寒い日だった。風も強い。
ふと、庭を見ると、
ブルーメントスのような、ブルーの飴のような物が落ちている。娘ちゃんが庭で食べたて落としたのかな。
近づいてみると、
あ"ーーーーーーーーっ!!
なんと、
なんとーーーーー、
それは、
雀さん達の卵ではないかー。
巣から落ちて割れてるー。
風が強くて落ちたの?
それとも他の動物にやられた?野ねずみのテンプルトンか?
なんとも無残。残念無念。可愛そうだけど仕方がない。自然の中で生きていくのだから。
その夜、一日そのままにしておいた。ほかの肉食系動物が食べに来るかもしれない。
そうやって、ほかの動物の役にたってほしい。自然界のしきたり。
が、
次の朝もそのままだった。
じゃ、土に埋めよう。土に帰るのじゃ。母なる大地に。
そおっと移動。
ああ、かわいい小さな黄身が見える。この黄身が鳥になるはずだった。
卵がマイブームだとのたまい、目玉焼きをがつがつ美味い美味いと喰らう自分にギルティを感じる。
無精卵なのよーーー。ゆるちてーー。
安らかにお眠り。と土に埋葬。
それがせめてもの罪滅ぼし。
人って調子いい。そんなこたあ百も承知のすけ。
庭の端っこに埋めよう。
枝で十字架を作って
卵の殻と同じきれいなブルー色の羽を飾る。
この羽で大空を羽ばたいてくれ。
な〜む〜。