いつだったか、
去年の年末、冬にしては結構温かい日が続いたある日、
グッチャグチャのハッティさんのフィールドにオレンジ色の毒々しいキノコが生えて来た。
泥に埋もれた古い木の根っこに生えている。
毒キノコだと信じて疑わなかったけど、そこを通るたびに、なんか昔匂ったことのある懐かしい匂いがしてくる。
その匂いの元はこのキノコか?
キノコ観察してみよう。
毒々しいオレンジだけど、ナメコのようなヌメリがあるぞ。
もしやコレはナメコか?なんか昔も昔大昔に食べた瓶入りナメコってたしかオレンジ色だったな。が、実はナメコと言いつつエノキだったりするし。
鼻を近づけて匂いを嗅いでみる。
あ、これ、えのき茸だ。ああ、そうか。懐かしい匂いはこれだったか。もう、2年以上もエノキを食べてないのでエノキの匂い忘れてた。
持って帰って調べたら、軸の部分が黒く、空洞なのもそれに当てはまる。野生のエノキ茸はオレンジ色でナメコの様にヌメリがあるらしい。売っているのに比べて傘の部分が大きいサイズになるらしい。
コレはエノキ茸だ。そうに違いない。エノキ茸に確定!!
泥を落としキレイに洗ってみた。
実食してみるか?
お味噌汁とか、バターソテー?
うーーーーん、
生えていた場所が場所だけに、なんかキョワイ。時期が年末の何かと忙しい時だったし、楽しいクリスマスやお正月を控えてなんかあったらしゃれにならん。
なので、
また来年ねー、次の機会にねーーー。エノキくん。アデュー。
と、爽やかに別れを告げた。
が、
なんと、昨日、
同じ場所に鮮やかなオレンジ色が。
エノキまた生えてるーーーー。
エノキ再び。
わしに食えっつーことか。
はっきり言って、
無理ゲー。