牧場のリンゴの花が5〜7分咲きくらいだろうか。
ツボミの頃がピンクの色が濃い。
花咲いて薄いピンクの花びらになる。
全体像として、そのピンクの濃淡が楽しめる今の時期。
お天気のいい日ならば、その可憐なピンクたちと差し色に葉っぱの緑がブルースカイブルーに一層栄える。んで、スマホにはバエるってわけ。
イギリスのトラディショナルなテキスタイル、ブルー地にピンクの花柄を思い出した。
このリンゴの木は樹齢何年ぐらいかな。余裕で100年とか150年とかいってそう。今度、爺さまに聞いてみよう。
その花が圧倒的に咲き誇っているものだから、歴史的にも圧倒的存在感なリンゴの木なわけだから、
アタシなんてただの一瞬の通りすがり。
でも、アタシは確かにここに居る。確かに同じ時間を共有しているの。
ちっちゃい枝先に咲いたりんごの花をポキリと折った。
ささやかで最小限で精一杯の意思表示。
キッチンの窓辺に飾ります。
「あなた、100年以上も毎年同じ牧場で咲いてきたんだって? たまには、違う場所で咲くのもいいでしょ」
と
白ネコちゃんが言った。