この前の金曜日は
ハッティさんの削蹄でした。
削蹄とは、馬の爪切りの事。
ファリアーさん(蹄装師)に削蹄をしてもらいます。夏〜秋は爪が伸びるのが早いので6週〜7週間おきのお手入れ。
ハッティさんは、もう削蹄を嫌がって暴れたりはしなくなりました。お利口さんです。
去年はちょいと暴れてふぉざちゃんは指を負傷したっけな。
馬は人の心を読むので、去年はふぉざちゃんたちはまだ馬の扱いに慣れてなくてその不安がハッティさんに伝わって不安にさせたのだと思う。
あれから1年。ハッティさんと共に成長しました。
ファリアーさんによる削蹄の一連の作業はとても手際良くサクサク行われていて、ずーーっと見ていられる。
裏ぼりをしてパツリパツリと伸びた爪を切ってゴリゴリとヤスリで磨いてもらってます。×4
その間、ムハムハとヘイ(干し草)を喰む。
見よ。この余裕プッチンな顔を。
あのー、顔にハエとまってますけどお。
キレイになったどー。
南洋の貝殻の様なハッティさんの蹄。
今回切った爪。
またリースに飾る蹄のコレクションが増えたわ。
というのも、
ハッティさんの今までの削蹄で切った爪をリースにして飾っているの。ハンドメイド、うふふ❤
ハッティさんの蹄のリース。
もうね、おしゃれ通り過ぎてキョワイ。
トーテムポールとかそっち系の魔除けっぽい。
もしくは一日一回拝むと幸せが訪れる的なスピリチュアル系か?
ヒイ様が絶対に持っていそうな"もののけ系"アイテム。
そう言えば、イギリスでは花嫁にラッキーチャームとして馬の蹄を贈るという風習があるなあ。ああ、ゴメン、それは生の蹄じゃなくてシルバーの蹄鉄(ホースシュー)だったか。
馬の削蹄した爪なんぞ贈ると、それは単なる嫌がらせ。
それと、ケルト人の言い伝えによると、馬の蹄をドアにかけていれば悪魔払いなるのだとか。ああ、メンゴメンゴ、それも切った爪ではなく蹄鉄だったな。
人が作り上げた蹄鉄ホースシューの飾りが皆に受け入れられ、それを文明と言うならば、動物の切った爪を飾る事は一部少数派の文化、土着な風習なのである。
渋いっ。いいじゃないか。
ぶっちゃけ
同じ悪魔除けなら、切った爪の方が効き目がありそうだ。
この蹄のリース、
フロントドアにかけていると、悪魔と言わず人間も誰一人として寄り付かぬだろう。
いいぞーいいぞー。人払いだ。
ダブルグレイジングの窓いらん。窓屋来んな。シュウキョーの勧誘も来んなっ。在宅していない遙か何軒か先の家の郵便荷物持ってくんなっ。
とは言え、
フロントドアに飾るのは超ピンポイントふぉざちゃん的文化風習過ぎるので
密かに庭に飾って暮らしを楽しむ。