前回から続く
アザミを食すという戦いは、今となってはそれを
トゲ戦記
と呼ぶのだけれど。
ま、そんなことはどーでもよい。
アザミを食すという名の戦い、前回の敗北を挽回させるくらいの美味さがそこにはあるのかっ!
「アザミの根っ子はゴボウのようで美味い」
という噂を小耳にはさんだ。何でも、モリアザミという種のアザミの根は「山ごぼう」という名で販売もされているらしい。
なぬ、ゴボウだと?テンションアゲアゲ。
と言う事で今回はアザミの根っ子を食ってみるどー。
このアザミがその品種かどうかわからんが、アザミと言うことには変わりない。
アザミを引っこ抜くぞ。
痛い。トゲトゲ痛いー。トゲ戦記だからね。
おお、何気に見た目もゴボウ。匂いもゴボウ。今度こそ勝利の女神が微笑むのか。
...
...
無理。調理してみたけど無理でした。
悲しいかな、かすかにごぼうの風味のする木をガシガシしがんでいるって感じ。もっと若いときに収穫すればよかったのか、はたまた品種が違うのか。
完敗。けど、ごぼうの風味は確かにしたぞ。
ドライにしてお茶にすればよかったのかな。
根がダメなら、蕾はどうだろう。
「アザミの蕾の芯のところはアーティーチョークの味がする」
とカナダかどっかのオシャンなユーチューバーが言っていたのを見た。
アーティーチョーク好きなので、これは試して見るしかない。
ウニのような蕾を集めるぞー。
トゲトゲ痛いー。トゲ戦記だからね。
ウニのようなアザミの蕾を分解して花びらになる部分をむしって、むしって、
専門用語、花托
という部分がアーティーチョークの味がするらしい。
何ぃコレ?画びょうじゃん(笑)直径約0·75c
ああーーー、なんかもう、答えは見えてきたので、このくらいでいいか。だりィー。
さっと茹でて
オリーブ油で炒める。塩コショウ。
できたどー。もう投げやり。
この画びょうのような背の部分の白ぽい部分が可食部らしい。
さて、お味のほどは。。。つか、味も何も、アーティーチョークの味とかそれ以前に、可食部がほぼほぼ無い。
ウニはね、トゲトゲでも、頑張って中身出したら、この上なく美味いウニが頂ける、そゆのってやりがいもあって、トゲトゲに苦しんでもその苦労が報われると思うの。
でもね、
同じトゲトゲでも、コレ、そこまでして食べなくてもいいですね。つか食べる部分が無いっす。何も、誰も報われない。
完敗。
アザミ強し。
こうして、ただただトゲトゲ地獄を味わったそんな感じで、
トゲ戦記は終わりをむかえるのだ。つか無理やり終わらせた。トゲトゲが痛いので打ち切りっ。
噂によると、もっと早い時期3、4月頃の柔らかいアザミの新芽の天ぷらとか美味いらしいので、来年、また戦いを挑んでみようかな。
あと、
アザミの種でミルクシスルティーが作れるらしいので、アザミの種が出来る季節になって、トゲトゲダメージから回復したら挑戦してみるどー。カミングスーン。懲りないヤツ。
*アザミとの戦いは肩を負傷する前、6月はじめ頃から中頃のことです*