いっぱいありすぎて困るんだけど。今週のお題「好きな漫画」
ロンドンに
住んでいた頃、なかよくなった日本人女性Aさん。その人の家に行くと、ブックケースに「キャンディ♥キャンディ」の本が一巻から九巻までずらりとならんでいた。
「これは私のバイブル。辛くなったり、心が折れそうになった時、これを読むの」
Aさんはそう言った。
わたしはりぼん派だった。「キャンディ♥キャンディ」が連載されているなかよしは子供ぽく思えた。ストーリーはなんとなくは知ってたけれど、その子供っぽい絵がどうも苦手だった。大人なって見ると愛くるしい。
ロンドンにいた頃はプレネット時代。 日本語活字に飢えていたわたしは、Aさんからキャンディ♥キャンディを全巻借りて読んだ。
号泣ーーーーー。
泣ける。いちいち泣ける。Aさんがバイブルって言った意味がわかる。大人になってこそ、苦労してこそわかることがそこには有る。異国で一人頑張る自分と重ね合わせたりして。
これって少女漫画の域、完全に越えてるし。つか今思うと、少女漫画はレベルが高いその域。
不朽の名作「風と共に去りぬ」にも似た、強く生きる女性の成長物語。スカーレットにとってのタラの赤土の地は、キャンディにとってのポニーの丘。強く自分で道を切り開いていく女性を少女漫画的に、そばかす、鼻ぺちゃの女の子でふわりと描いた。
これは、小学生にはわからぬ深さがある。
後に、原作者水木杏子と漫画家いがらしゆみこが著作権をめぐって裁判で争っているのを知って、
現実と漫画の世界は違うんだな。人様の幸せのために身を引くキャンディ。それはあこがれ、理想像だと気付く。
やっぱ、世の中カネなのか。
リアルを突きつけられて、人間のドロドロした一面も垣間見れて、
なんだこれは、一回で二度おいしいではないか。
キャンディ♥キャンディがもっと好きになった。
それ、子供のころに読んだわ。
とか言わずに、大人になった今、ぜひぜひもう一度読んでいただきたい。
しかしながら、その裁判沙汰でキャンディ♥キャンディは絶版らしいけど、アマゾンでも買えるよ高いけど。大人買いして。
そーゆー事情なので写真をここに貼るのはやめとこう。トップの写真もわざとピンボケ。
*追記:やっぱりそーゆー事情なのでトップの写真は速攻削除された。ぼかしが足りなかったか。それにしても闇深っ!!ぞくっときた。*
それならば、
敬意をはらいキャンディの似顔絵を書く。
イザッ
まず輪郭、
なんかのってきたな。そうそうこんな感じ。
色もぬっちゃえ。
……あ、なんか和む。(ノ´∀`*)
……
デスノートの先生方は大丈夫かしら。といらぬ心配をしてしまう。
ああ、漫画喫茶行きてーーーーっ
マジ行きてーーーーーっ!!!!
誰かーーーー!!わたしを漫画喫茶に連れて行ってーーー。