さてさて、
6月半ばに仕込んだ、ホームメイドアプリコットサイダーはどうなったかというと、
もうね、
「胸キュン!恋のアプリコットサイダー」
って曲作りたい気分。
注):サイダーの定義はりんごや梨で発酵させてることらしいけど、ここではシュワシュワしてるってことで、サイダーと呼ばせてもらうけど、シュワシュワしてたらそれはサイダー。もしくはソーダ。ダヨネー♪
仕込み2日目には、下に沈んでいたアプリコットが小さな気泡と共に浮上してきた。
色も透明なオレンジでキレイ。後ろのコーヒーメーカーほぼほぼ同じ色。
仕込んでから10日目
なにやら、乳白色になってきた。
胸キュンというより、
胸ドキリっ。やばい。腐ったか?怖いんだけど。。。
透明な液体が、白っぽく濁り始めるとヤバくね? 腐敗のサイン? と長年の経験上そう思う。
けれど、シュワシュワと気泡が見られるので、菌はそこにいるのよね?生きているのね。ね?ね?
腐ってなんかないよね?
恐る恐る、
異臭覚悟で蓋を開ける。
瓶口に浮いているアプリコットはカビているかなっと思ってたけど、大丈夫だった。
熱湯消毒をした器具で濾す。
アプリコットの甘い香りが広がる。
おお、シュワシュワといい感じに炭酸が出ておるではないか。
菌がいるのよ、そこに。みんなみんな生きているんだ友だちなんだよー。
やっぱ菌のネバーランドだわここは。パン作りの酵母液としても使えるわきっと。
濾してシャッフル消毒(煮沸消毒)した瓶に入れ替える。
ヤバイと思ってたピンクの乳白色も可愛いい色に見えてきた。胸キュン。
あ、もしやこれはピーチネクターじゃね??色はピーチネクターの色そのもの。
ボトルに入りきれなかったぶんを恐る恐る味見。
あ、
うすーーーいピーチネクターの炭酸飲料水って感じ。
うまい。胸キュン。自分でもよくわからんが胸キュンなのだ。
じゃ、冷蔵庫に入れて、これ以上発酵が進まないように冷やして保存。
次の日、
開けてみようとキャップを回すと、
プシュー、シュワシュワーーーーー
ヤバっ。炭酸が上がってくるっ!
このままででは全部吹き出る。速攻キャップ閉めた。
時間が止まったようにふぉざちゃんの動きがキャップを押さえつけたまま暫し止まる。
ただ、ボトルの中のサイダーの泡が上へ上へと上がってきている。
炭酸よ、どうか収まってくれ。吹き出るんじゃないぞ。収まってくれーーっ。
なぜか自分の息を止めて苦しくなる。下駄箱の陰で憧れの先輩を待つ、淡い恋にも似た感じ。
その後、
ちょっとづつちょっとづつ、キャップを弛めて炭酸を抜きながら
みごと炭酸が吹き出ることなくオープン。
シュワシュワ〜。
胸キュン!恋のアプリコットサイダー!!
キンキンに冷やして飲むとこれまた美味さ倍増。
その次の日は、
おされなグラスに注ぐ。フローズンベリーとレモンバーベナでお飾り。
梨酵母で焼いたパンをチーズとブランストンピクルスで頂く。質素だが贅沢っぽい。贅沢っぽいが質素。
ああ、ウマい。
作る喜び、食べる喜び。
幸せってこーゆーの。だろ?
重要): 発酵させたりするの、酒になったりして、お住まいの国と地域では違法かもしらんぞ。各自調べて自己責任でよろしく。イギリスでは家庭内で楽しむのみで販売しなければ大丈夫。
果たしてこれは酒なのか?もしそうならアルコール度数が知りたい。お酒を飲まないふぉざちゃんわかりません。