今日は、ホースサンクチュアリの姐さんのお誕生日パーティーに招待されたので、行ってきた。ファームでの誕生日パーティー。つまりアウトドア。
でも、今日はあいにくの雨模様。
日曜日にみんなで藁置き場をキレイに掃除してそこにテーブルをセッティングしててよかったよ。
でも、エミリーの子供たち、ファームのキッズは雨とか、関係なく自転車に乗ったり、転んだり、木のブランコに乗ったりして遊んでる。たくましいなあ。泥んこじゃん。
雨が本降りになってきた。藁置きのシェッドで馬の話に花が咲く。
奥にはバナー飾りじゃなくて、スティンギーネトルの飾りがオサレねー。と思ったら、ネトルティーを作るためにエミリーが干していたのだった。
しかし、寒い。マジ寒い。
本当に今は七月なのか?
ホースちゃんたちも寒そうだなあ。夏毛に衣替えしたところなのに。
夕方、子馬たちをステイブルに入れようとしたところ、
姐さんがロミオの様子がおかしい。と言うのだ。
ふぉざちゃんたちにはどこも悪くないフツーに見えたけど、急にロミオがステイブルの藁の上で、ゴロゴロし始めた。
コリックだわ。
と姐さん。
コリックとは疝痛のこと。胃や腸にガスが溜まり、腹痛を起こす。最悪の場合、腸が捻れて死に至る。
ロミオくらいの子馬がコリックになった場合、お腹が痛くてゴロゴロしてもケロっと治るケースもあるし、そのままご臨終になるケースもあり、その確率は50/50だそう。
姐さん、ロミオの持ち主であるパットちゃんにどうするか相談して、結局VET(獣医)を呼ぶことになった。
待つこと20分。
獣医さん到着。
姐さんとエミリーがロミオをおさえて、聴診器でロミオのお腹を聴診。やっぱりコリックだそうだ。
そして、首の辺りに痛み止めの注射を打つ。
暴れるロミオ。ロミオおさえる姐さんたち。
注射を打って二時間後にまた容態が悪くなったら、ホスピタルに行くか、もしくは最悪の事態を頭においておいて。と言い残して獣医は去った。
えっ、最悪の事態って?死んじゃうってこと?
えーーーっ、うそ。
ロミオ、さっきまで元気だったのに。
それに、実は先週の火曜日に馬のおじさんのフィールドでも悲しいことがあったばかり。これ以上悲しいのはイヤ。
楽しいお誕生日パーティーがどんよりと重い空気になって、
藁置き場のパーティー会場が病院の待合室っぽくなった。
そして、2時間が過ぎた。ロミオの様子はどうかというと、藁をハムハム食べているし、ステイブルからだすと、後ろ足を蹴り上げてピョンピョンしてる。
この調子なら大丈夫そう。もう8時過ぎだし寒いし帰ってもいいよ。って姐さんが言ってくれたので、ふぉざちゃんたちは帰ることに。
でも、姐さんはあと2時間くらい様子を見てから帰るって。姐さん、リスペクト。
よかった。回復に向かってる。
50%は死ぬかもって状況からの回復。
はあ、なんて長い一日だったの。
そんでもって、
濃いわー。濃い。
それもそうだが、
聴診器で診察、痛み止めの注射一本、所要時間20分で100ポンド。って。。。
パットちゃん、思わぬ出費に腹痛が起こらなければいいのだけど。