その黄色い花はバターカップという。
この花で、イギリスの子供の特に女子の間で必ずやる遊びがある。
Do you like buttet?
と言ってバターカップを一輪顎の下に持ってくる。
花びらがピカピカして、黄色が顎下に反射したら、
Yes, you like butter.
と言う。
ただ、
それだけの遊び。
そのバターカップがフィールドを黄色に染めている。
頑張ってフィールドを歩き回って馬糞拾いをした日には長靴やズボンが花粉で黄色くなる。
さすがに長靴は暑いな。
残念なのかラッキーなのかわかんないけど、馬は、この植物を食べない。だから5月の終わりから1ヶ月くらい、黄色い絨毯。
そんなバターカップも伸び放題伸びて花もピークを過ぎた。そろそろ終わりのようだ。
この花が終わる頃は夏至が近い。もう少しで昼の時間がマキシマムになって、その後、また日が短くなっていくのか。。そう思うと、晴れていてブルーの空とバターカップの黄色、牧草のグリーンのコントラストが物悲しい。
爽やかな風が吹いたりするともっと物悲しい。
黄金に輝くバターカップの夕暮れも美しいけれど、一瞬で終わる美しい時間は胸がきゅっと締め付けらてもっともっと悲しい。
そーゆーふーに思うのは、終わっちゃう悲しみとか、やるせなさとかが美しい景色とあいまって心の中にある悲しみの種を発芽させてしまうからだと思う。終りがあるから美しいのにね。
あっ、キツネだ。
キツネも馬もそんなことは考えないんだろうな。
黄金のフィールドで、
ふぉざちゃんは「アウトサイダー」というコッポラの映画を思い出して、スティービーワンダーの歌うステイゴールドを鼻歌い、映画のその朝焼けシーンは、やっぱ風と共に去りぬのオマージュだよね。とか、確か、レイフ・ギャレット出てたなあとか、ラルフ・マッチオやっぱカワイイ。この映画のあとに大ブレイクの映画「カラテキッド」(邦題ベストキッド)だもんね。不良役と言えばマット・ディロンもカッコ良かったなあ。。
そして何より、この映画で超端役で唯一の見せ場、危ういバク転を披露したトム・クルーズが今やこのメンツの誰よりもスーパースターじゃん。とかとか。
実は好きな青春映画なんだー「アウトサイダー」DVDあるんだよねー。プロマイド付きだぜっ。今度夜ふかししてまた観よっと。
あ、
物悲しさ、どっかいった。
The Outsiders 'Stay Gold' by Stevie Wonder - YouTube
アーリィエイティーズをときめく豪華若手俳優人いっぱい。
追記:夏至のくだり訂正済。夏至は一番日が長い日だった。ごめんちゃい。