とても
ショッキングな出来事がありました。悲しい。
何があったかと言いますと、服部さんご夫婦の片割れ、服部さんの夫(多分)が猫に襲われました。
あ、言い忘れましたが、服部さんとはうちに来る鳩のこと。
番いでいつも庭に来るので服部さんご夫婦と呼んでいます。
服部さんと名付けたのは、ご察しの通り、
「鳩」そして「鳥」だからハットリ。服部さんと名付けました。
もう、長い間うちの庭のレギュラーで、バードバスで水浴びしたり、餌を食べたり、いつも二人で仲睦まじく愛を育くんでおりました。
そんなピースフルな日々でしたが、悲劇は唐突にやって来たのです。
日曜日の事です。
ふと庭を見ると、庭じゅうにフェザーが散乱。
惨劇のフェザー。
すぐに服部さんの物だとわかりました。猫にやられたのです。
服部さんは庭の隅っこにひっそりと身をかくしていて、見た感じからして、尋常じゃなく羽は抜けていて噛まれたのかボデイが変形していました。
どうする事も出来ず、しばらく様子を見ていました。そしてふぉざちゃんが家に入っているほんの4、5分の間に、再び猫にアタックされて、追いかけられて最後の力を振り絞って服部さんはお勝手口のすぐそばまで逃げてきたのです。猫はふぉざちゃんが追払いました。
「ふぉざちゃん、助けてー!!」って服部さんが言っているようです。まじ聞こえたような。。。聞き耳頭巾
猫が嫌いなローズマリーでバリケード。
もし、これがドメスティックな猫じゃなくて、キツネとかワイルドアニマルにやられていたら、彼らの世界に踏み込みはしません。
けれど、猫はお家に帰ると餌をもらえるから死活問題ではないのです。
こいつが犯人。ハンターモード入ってる。
チミはお家に帰ってチュールを食べときなさい。(イギリスにはチュールがない。それが問題だ)
ふぉざちゃんは、これからハッティさんのお世話に牧場に行かなければなりません。このまま瀕死の服部さんをここに置いて出ていくのはむごい。むごすぎる。また猫が来ておもちゃにされて絶命してしまうことは間違いない。これ以上の惨劇のフェザーを散りばめたくはないのです。
それに、ぐったりしている服部さんのこの様子では、多分もう無理だろうと判断。どっち道もうダメなら静かにお眠りと、服部さんをプラ箱に入れて一応お水と鳥の餌、パンくずも入れて息ができる様に軽く蓋をしてガレージに置いて牧場に出かけたのです。
野鳥に対するその行為は間違っているかもいるかもしれないけど、綺麗なご遺体で葬ってあげたい。
もうきっとダメろうな、お墓は何処にしようと考えながら家路について、心の準備の為、硬直して横たわった服部さんを想像しながら恐る恐る箱を開けると、
クリクリした目でこってちをみてる。
生きてるっ〜〜!!生きてるよー。服部さん。
でも、今夜をやり過ごせるか。今夜が峠だ。
一夜明けて、また心の準備の映像を想像して恐る恐る蓋を開けてみた。
クリクリした目でこっちみてるーーーー。
生きてるっ!!服部さん生きてるよーーーー!!( ;∀;)
そのクリクリした丸い目は何かに似てるなと思ってたら、思い出したっーー、アレだ。
日本行きの飛行機の中で観た「シンゴジラ」のちっちゃい方。第二形態蒲田くん。
もう無理っぽかったのに、一命を取り留めた服部さん。奇跡だわ。
なので、朝すぐにRSPCA(動物保護団体)に連絡して無事に服部さんは保護されました。(朝一で連絡したのにオフィサーが来たの夕方5時前) いやいや、RSPCAさん、その日に来てくれただけでもうありがたい。ありがとうございます。感謝。
オフィサーが、服部さんを手に取って汲まなくケガをチェックして、ケーキの箱の大きいバージョンみたいなんに入れ、「回復に向けて出来ることはやるからね」と言ってくれました。
さすが、動物愛護の国イギリスだわ。イギリスのこーゆーとこ好き❤
服部さんがうちの庭を離れるのは寂しいけど、RSPCAセンターでちゃんと手当てをしてもらって、また自由にお空を飛んでね。
そしていつかその服部さんの帰省本能でふぉざちゃんのお庭に帰って来てください。
鳩は一度パートナーになると、どちらかがいなくなるまで一生寄り添うらしいけど、
服部さんの奥さん、どうか服部夫さんを待っていて下さい。
「待っていてくれるなら黄色いハンカチを家(巣)の前に下げていて下さい」
って、それは健さん。不器用ですから...。
服部さんスイートメモリーズ
うううっ、、、(´;ω;`)
さようなら服部さん。元気になってね。
またいつか会えますように。