暇の向こう側 ~ジプシーバナーホースのいる暮らし~

イギリスでジプシーバナーと言う美しい馬と暮らしています。馬のお世話の事や木の実や野草を食べたりするカントリーライフブログ

風の強い日、あわや大惨事!!

先週の水曜日だったか、

 

ヘゲレスのこの辺りは、雹が降ったり嵐のような風が吹き荒れておりました。

 

元のフィールドのステイブルはボロボロでもほとんど木なので、風が吹き荒れても、あんまり音はしなかったのですが、

今の広いフィールドのステイブルはトタンを使っている所が多くて、しかも古いので留めが取れている所が多くて、風が吹くと、ぎゃったんバッタンと金属音が超うるさいの。

ポニーちゃんたちもその音にビックリしていて、風の強い日はステイブルに寄りつきません。

 

そんなこと、

わかっていたのに。ポニーちゃんがトタンの音が怖いってわかっていたのに、

 

ふぉざちゃん、やらかしてしまいました。

 

一歩間違えていれば今頃、病院にいると思います。

 

何があったかと言いますと、

ハッティさんに突き飛ばされてしまいました。

ハッティさんは悪く無いのです。わたくし、ふぉざちゃんが100%悪いのです。

 

******

雨が降ってきたので、ハッティさんをステイブルの中に連れてきて、ヘイを置いて食べさせながらハッティさんの脚にお薬を塗っていたの。

 

ハッティさんは、ふぉざちゃんがいるとちょっとの風の音がしても大丈夫なので、安心していました。

 

で、ステイブルの入口外の脇に、クラッカー先輩ににもヘイをあげようと入口でかがんでヘイを置いたその時、突風が吹いて、ステイブルのトタンがバッタンバッタンっ。

 

その音に、ビックリしたハッティさんはステイブルから外に飛び出ようとして、その時に、入口半分を塞いでいたふぉざちゃんは突き飛ばされました。

割と飛んだかな。2メートルくらい。

 

どてっと転んで、背後から蹄の音がっ。

 

ヤバい踏まれるっ。終わった。。。

 

って思ったけど、

ハッティさんは踏まなかったの。ふぉざちゃんを避けて走って行ってくれたのよ。

 

そしてその後、

なんと、なんとなんとーーーー、

 

倒れたふぉざちゃんとこに戻ってきて、鼻でつんつんしてくれるじゃありませんかっ。

 

「ごめんよ。そんなつもりはなかったんだー。突き飛ばしてごめんよ。大丈夫?」

 

って言っているのよ。絶対に言ってた。

 

もう、感動した。泣いたよー。

 

なんか、フェアリーテイルで、負傷したナイトを背中に乗せてお城に帰還する馬って

おるやん?

なんかなんかそれに近い。近い近い。近いぞー。

なんならもう、それやん。

もし、ふぉざちゃんが倒れたままで起き上がらなかったら、グインって首でやって背中に乗せてくれてるって。

ま、その後どこに行くかわからんけど。城はないからな。

 

ハッティさん、優しい。ちょー優しい。

 

突き飛ばされたけど、幸いにも地面がいい具合にマットのような粘土状態だったので、打ち身も何もなくて、どこも痛くない。

ちょっとショックだったのは、粘土状態の足場にブーツがハマってブーツが片足脱げたくらい。

 

再現画像

大惨事のあとっぽくて怖いな。ブーツ片足って。

 

ここの入口をハッティさんは駆け抜けた。

再現画像

入口半分、かがんだふぉざちゃんのケツがハッティさんの行く手を阻んでいたんだと思う。ごめんよ。

 

ハッティさんは悪くない。

 

全て、全てわたくし、ふぉざちゃんが悪いのです。

 

突き飛ばされたけど、

これだけですんで本当に不幸中の幸い。

これもそれもハッティさんが賢いポニーだからなんです。

 

ハッティさん、驚かせてごめんよ。音が怖いのにステイブルに入れてごめんよ。

踏まなないでくれてありがとう。気にかけてくれてありがとう。

 

ハッティさんはフェアリーテイルに出てくるマジカルポニーだわ。

大好き❤

 

 

風の強い日は気をつけます。

 

 

 

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