それは、
みぞれ混じりの冷たい雨が降る午前中の牧場での出来事でした。
ゲートの傍の(干し草)ヘイロールのカバーが緩んでいたので、結び直そうとロープを外していると、
ゲート越しにヘイを食べてたクラッカー先輩がカバーの音におどろいて、急に走り出そうとしたのです。
そしたら横のゲートのバーの間から頭を突っ込んでヘイを食べていたハッティさんが突然動いたクラッカー先輩に連動して、ビックリして動こうとするけど、一瞬、バーとバーの間に頭が挟まってうまく出れなくなって、その後すぐさま頭は出れたけど、
なんと、
おでこに傷を負ってしまいました。
イケメンが台無し。
大きな馬のクラッカー先輩がささいな音でも驚く超ビビリ馬さんなので、それにつられて被害を被るのはいつもハッティさん。以前の脚の肉離れもそうだった。
けれどもヘイをゲートの近くに置いていたからこんな事になっちゃったのは事実。ハッティさんごめんよ。
もうゲートのバーの間に頭を入れてヘイを食べないように、食べかけのヘイロールは、隣の牧場のおじさんに手伝ってもらって、ゲートの向こう側、つまりフィールド側に移動させました。雨に濡ちゃうけど仕方ない。
んで、おじさんが、残り2ロールに雨に濡れないようにカバーをかけてロープでぐるりと巻いてちゃっちゃと結んでくれた。その手慣れたロープ使いたるやさすがだわ。カッコいい。ロープをシャっと結べる人って尊敬する。
隣の牧場のおじさん、困った時に色々と手伝ってくれるのよ。本当にありがたい。
そもそも、シェッドにヘイロールを運び入れて置いていたらこんな事は起きなかったのだ。でも、最近またもやずっと雨続きで、地面が超泥濘んでいて、(特にシェッド前は酷い。)なので屋根のあるシェッドにヘイが運べなくて、仕方なくゲート傍に置いているのです。
当初の予定のハードサーフィス。
もう、一刻も早くシェッドまわりと水飲み場のまわり、入り口あたりをハードサーフィスにして欲しい。
オーナーさんは、地面がドライになったらすぐやるからっ。と言ってくれてるけど、この雨続きお天気、いつになったら地面がドライになるのでしょうか。おちえてーーーっ。
冷たい雨の中と泥濘での作業は、もう割と慣れたつもりだったけど、みぞれ混じりの冷たい雨の中、重いヘイロールを動かしたり、痛い思いをしたハッティさんのことを思うと可愛そうで可愛そうで、さすがに心が折れた。
その夜、悪夢見るし。
ハッティさんのおでこ、一部毛が抜けたけど、傷は大丈夫そうです。大怪我にはならずに済んだのが救いだわ。
先日の
「2月のカレンダーポニー」の記事で、読者さまから
「セイントくんの方がやさぐれ不良っぽい。ハッティさんの方がシュッとしてイケメンっぽい。」
というコメントをいただきましたが、
今やハッティさん、額に傷はあるし泥まみれだしずぶ濡れだし結構なヤサグレアウトロー、荒くれ者の不良の見た目になってますよ。
まあ、それでも、可愛かっこいいハッティさんなんだけどね。ハッティさんが一番❤❤❤
でも、大事にならなくて良かったよ。
ホントに良かった。良かったよーー。
ハッティさん痛い思いをさせてごめんね。
痛かったねえ。よちよち。ごめんよ。