その日は、
ビューティフルなイブニングでした。
そんなイブニングは、夕食をすませたあとにハッティさんの牧場に行きます。
緩やかな日差しの中、ポニーのハッティさんをブラッシングをするのが好きです。
ポニーのハッティさんはいい匂いがします。大地の匂いがします。
ハッティさんに鼻をピトっとくっつけて匂いをスンスン嗅ぐのが好きです。
落ち着くんです。
幸せな気分になります。
時々、ハッティさんはごろっと転がって、脚をガシガシして「脚が痒いーのっ」て言います。
ふぉざちゃんは、「よっしゃ、ここだね」と言ってブラッシングやゴリゴリ掻いてあげます。
すると、ハッティさんはじーっとして気持ちよさそうな顔をしてます。
愛情。
ハッティさんのフェザーはパンタロンみたいでカッコいいです。
ワサワサのふわふわになるように、ブラッシングしてあげます。
ハッティさんと過ごすこのひと時が尊いのです。この夕暮れ時のキラキラしたゴールデンカラーの美しい時がずーと続いてほしいと思うけど、
無情にも、日は暮れて夕闇が迫ってきます。
ハッティさんと月。
同じ様な時が明日も明後日も来るかもしれません。同じ様な時が。でも全く同じなどないのです。この一瞬は二度と戻って来ないのです。
今夜、遅くからまた雨になるらしいよ。
じゃーね、ハッティさん。
また明日。
〜〜〜次の日〜〜〜
昨日の夜半から雨が降り続き、雨の中ハッティさんの牧場に行くと、
へっ!?
↓
↓
だ、誰??
ずぶ濡れで一晩にして泥まみれ。。。
ムッチョムチョ汚いやん。。。
「ほれっ、鼻ピトやってスンスンやっていいよー。僕は大地の匂いだよー。愛情、愛情」
...うぐぐ、、、
愛情...愛情...あい...
と呟きながら
後退りするふぉざちゃんなのであった。
**馬のお手入れの話**
馬の毛が汚れて濡れている時はブラッシングをしてはいけません。水分や汚れが毛の奥に入って皮膚病の原因になってしまいます。乾いてから泥を落としてブラッシングをします。
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ブラッシングしないのも愛情なのら。
ハッティさんがずぶ濡れでも、鼻ピトは無理だけどハグはできるどーーー。
アイ❤ハッティさん