じゃがいもって
あんまり好きじゃない。
そんなことを言ってしまうと、
蛇我威喪 命
とか
保帝闘 命
とか、
服の裏地に刺繍を入れてそうなくらいそれが好きなこの国の人たちに、袋叩きに遭いそうだけれども。今のところ大丈夫みたい。
つか、そんな人おらんし、そんなことも起こらない。って真面目な人のために書いておこうっと。
ボウイは 出火吐暴威 だったけな。
その昔、ロンドン時代の美術大学生の友だちは
「イモを食べたらイモみたいになるのよ。ほら見てみなさいよ、周りを」
っていつも言っていたな。
ふむふむ。。。
じゃがいもって結構簡単に育つ。
毎年、庭の方角に芽が出てしまったイモを埋めておくと、全然お世話も何もしてないのに秋にはイモができるんだよ。
今年も出来た。
これを、家庭菜園やってまーす♥。なんて図々しく言ってしまうと、
てめー、なめてんのか?あー?
って、ちゃんと家庭菜園やっている方に言われてもごもっともなわけで。
やってみたいのよ、ちゃんと家庭菜園を。でもなんか無理。ちゃんとお世話ができない。今後の課題にしよう。
だからね、
これはね、
家庭菜園でも何でもなくて、植えたら植えっぱなし、放っておいたら勝手にイモ出来たっていう、植物にしたら超スパルタ学園なわけ。
まあ、オサレに言えば、超スーパーオーガニックってやつ。
そんなこんなで出来たイモ。収穫。ラッキー♪
半分イギリスの血が入っている娘は、イモ好き。小腹がすいたとぬかすので、ハッシュドポテトを作ることにした。
イモを洗い、皮を剥きシュレッドする。
水で余分なデンプンを洗い流し、水分をキッチンペーパーで拭き取りまたボウルに入れて、塩コショウ、小麦粉を入れてさっくり混ぜる。
あとは、オイルをひいたフライパンで両面をカリッと焼く。
うちの娘のお気には、それにバーベキューソースをぬって、チーズをかけてちょっとグリルするのが好き。ひと手間かけやがって。けれどそのひと手間がうまさの秘訣。
「ハッシュドバーベキューポテチーズ」と名付けている。
略して、HBPC。
来年あたり来るから。ブームが。
純日本人のふぉざりんは、採りたての小さいコロコロしたじゃがいもを茹でて、イモ田楽を作ってみようと思う。
味噌と砂糖とお酒ちょっとで適当にまぜまぜ。茹でたコロコロイモにぬってグリル。
雰囲気重視で串にさしてみた。さて、お味はどうか?
うーん……ノォー…違う。(・_・;) なんか違う。違うくね? 絶対的に何かが違う。
っていうか、
今年の夏に、日本の山間の茶屋で食べた、囲炉裏の火にあぶられて作られたあの絶品イモ田楽の味を、こんなテキトーこの上ない、なんちゃって味噌で上書きしてしまい、元ソース削除してしまったようで、なんとも嫌な気分になった。
元のデータ返してください。ぷり〜ず(T_T)
~~教訓~~
思い出はそのままに。
もう味噌田楽は作らないと誓った。