一個収穫したどーーーーー。
プチカボチャ。
手のひらサイズのコンパクトなニクイやつ。
手塩にかけて (あ、あんまかけてないけど、かけたのは馬糞の土) 育てた初めてのパンプキンの収穫に胸が高鳴る。
思い返せば、コンポストからの軌跡の生還だった。仲間の苗も何本か生きて、花を咲かせ愛のむきだし人工授精を試みるも、収穫できたのは、玉のようなこの子だけ。
よくがんばったぞ。
つるも枯れてきたのでこれ以上大きくならいと判断。
へその緒を切るがごとく、つるからカボチャを切り離す。想像する範囲の産婆さんの気持ち。
ついでに、立ち枯れしてもうこれ以上赤くならないだろうと思われるトマトも切る。うーーん、やっぱ、カボチャのようなツル状じゃないと産婆さんではないね。
さてさて、
うちは去年、娘ちゃんが仰げば尊しハロウィン卒業をしたので、ハロウィンはデコなしなんですが、
このね、カボチャ、飾りたーーーーーい。
もともとイベント好きなふぉざちゃん。ハロウィンだもの、なんか、なんか飾りたーーーーい。
で、
使っていないファイヤープレイスに人知れずそっと、そっとカボチャを置いた。
蜘蛛はおもちゃだが、周りが埃っぽいので本物に見える。
まじなのか、デイスプレイなのかよくわからんところがミソ。
ちょっとの間誰も気が付かなかった。で、みんなに気が付かれたあかつきには、カボチャよりも、おもちゃの蜘蛛に全部持っていかれた感。
カボチャの周りを木枯らしが舞う。
今年はトリックorトリートのガキ共がドアを叩くことはないと思うが、
念の為、フロントドアのコリドーと表のリビングの灯りは消しておこう。