朝起きると、今日も雨。
こんなに雨の日が続くと、雨の日の朝はまずはバルコニーの水はけをチェック。
うちのね、
バルコニーのね、床が水平じゃなくてね、しかもその排水口が高い方にあるのよ。なので、必然的に低い方に雨水が溜まる。
築100年以上の長い年月を経てちょいと傾いたのか、それとも排水口を作った人がアホなのか、それは定かではないが、めんどくせーなコノヤロウ。
デッキブラシでその溜まった水を排水口に送る。たまに排水口に枯れ葉が詰まっていることもあるので、針金で排水口をガシガシする。もーーーっ、早く排水口の位置を変えて欲しい。
午前中、洗濯やら晩ごはんの下準備など家のことをして、午後からは馬の世話をしに牧場へ行く。
牧場に着くと、今日は雨なのでレインコートを着て、(長靴はいつも履いてる。もはや身体の一部)
まずはステイブルの掃除。それからハッティの餌やり。
雨の日は、ステイブルでご飯だよ。
「ハッティボーイっ、ご飯だよーー」と呼ぶと走ってくる可愛いやつ。
ご飯を食べている間に、足上げの練習。
ポンポンと足をかるくたたいて合図して、足を持ち上げる。フーフのお掃除(裏掘り)や削蹄がスムーズに出来るように毎日足上げの練習。
ブラッシングもしたいけど、雨で濡れいる時はブラッシングはNG。
多少泥で汚れていてもそのままにしておく。
けれど、なんかしたいので、たてがみといたり、テールをみつ編みなんかにしたりしている。
ムハムハ。おいちーなあ。
ナデナデ。なんかなんか触ったり撫でたりしたいんだなー。お食事中すまんなあ。
ベタベタ触られてもじっと無心に餌を食べるハッティはまるでエンジェル。
餌やりが終わると次は、ウイールバロウを押して牧場に出陣。
大事なお仕事、馬糞拾いです。超インポータントジョブ。
雨粒がバチバチ顔に当たったり強風だと吹き飛ばされそうになるけど、ふんばってウイールバロウを押し押しフィールドを馬糞探して徘徊。
風に吹き飛ばされそうになりながらイソップ寓話の「北風と太陽」を思い出す。
このコートを脱がせるものなら脱がせてみやがれ。
つかさ、旅人のコート脱がすとか、あれって完全に太陽の方に分があるよね。なんとなく"フェアじゃない"と幼心に思ったものだ。
いやさ、北風が本気出したらコートどころか、人も木も車も家も根こそぎ吹き飛ばすから。
教え: 自然をナメてはいけない。
馬糞拾いが終わったら水飲み場のチェック。
普段ならこの後、毒草ラグワートピッキングをするけれど、雨なので今日はパス。
夕方の餌やりまでに時間があるから姐さんの牧場に手伝いに行ったりするけど、今日は雨風が強いのでパス。
ひと仕事終えて、夕方の餌やりまでの時間が雨の日の牧場での大好きな時間。
雨の音と風の音と鳥のさえずり羊の鳴き声を聞きながら、バーン(納屋)でコーヒー飲んだりビスケット食べたりホットサンド食ったり。鳥の観察したり。
このまったりとした時間がすごく好き。好き好き大好き。ちょい小雨になったら、ラグワート駆除しにフィールドに出たり、牧場の端をぷらぷら歩いて野草探したりエルダーフラワーの咲き具合をチェックしたり。
そんでもっともっと強風豪雨になったら、再びバーンに避難。バーンの屋根がギシギシ、周りの木々がわさわさバリバリ音を立て始めて、キャーッ嵐だわーっとか言いながらそれはそれはワクワクして楽しい。屋根が飛んで行くんじゃないかと恐怖感がたまらん。山鳩もバサバサとバーンに避難してくるし、野ねずみはチョロチョロしてるし、ノアの箱舟か。
晴れの日には絶対無い雨の日の楽しい過ごし方。
晴れたり曇ったり豪雨降ったり雹ふったりまた晴れたり。。。のイギリスのお天気。
ラッキーだったらレインボーが見れたりするよ。
今週のお題「雨の日の過ごし方」