暇の向こう側 ~暇つぶしてミラクル~

暇つぶしに野原を散歩してたら馬に出会いそれ以降多忙。野草食ったり木の実食べたりイギリス生活お馬さんと一緒。

勘弁してくれとお願いするガイ・フォークスナイト

 

花火は

 

夏の終わりの線香花火がスキ。

終わりゆく夏を線香花火に重ねあわせるその美しき比喩的表現。。。

 

こちらヘゲレスの花火はそんなそんな風情は1ミリも感じられないのだ。皆無と言っていい。

 

イギリスで花火大会と言えば、11月5日のガイ・フォークスナイトだろう。町や村で規模はまちまちだが花火大会が開催される。

 

ガイ・フォークスナイトをざっくり説明すると、

ヘゲレスお約束、物事のくすぶり火種、宗派の違い。その宗派の違いからワナワナと不満をつのらせていたたガイ・フォークスと仲間たちが、パーラメント爆破アンド王様殺害を試みるが大失敗に終わるという、1605年に起きた歴史上の出来事。

革命は成功すれば英雄、失敗すれば超大罪人。敢え無く失敗したガイフォークスとその仲間は超悪人となり、拷問、市中引き回し、公開死刑、死んでもなおその亡き骸はバラバラにされ晒されたらしい。

以降、

パーラメントが爆破されなくて王様が無事で良かったね。と、爆破→花火→花火で失敗を祝う。その風潮は今でも続き、ガイフォークスナイト、ボンファイヤーナイトとして打ち上げ花火大会が開催されている。各家庭でも打ち上げ花火を上げたり、ガイ・フォークスに見立てた等身大ガイ・カカシ人形なるものを焚き火で焼き、その周りでマシュマロトーストしたり、温かいスープ飲んだりして、失敗して良かったねざあま的なパーティーを楽しむと言う、いくら罪人であれ人形を焼くとか私には到底理解できぬ残酷な風習なのである。

 

 

花火であろうが、どっかの建物爆破であろうが、知ったこっちゃないが、困ったことに、ポニーちゃんたちがいる牧場の近くに、草ラグビー場があって、そこが事もあろうか、ガイ・フォークスナイト打ち上げ花火会場になっている。大問題だ。

 

ハッティさんがいる牧場から直線距離で1キロ弱くらい。

ち、 近い。近過ぎる。

 

どういう事になるかというと、

 

そう、あの、去年の毎週木曜日の打ち上げ花火、クラクション、鍋叩きなどの大迷惑な騒音のように、その爆音にポニーちゃんたちは怯え暴れるの。

 

ポニーちゃんたちがビックリしてエレクトリックフェンスを倒したりしたら大変。暴れてケガでもしたらこれまた大変です。何が起こるかわからんのだよ。

なので、夕方から花火大会が終わるまで今日は牧場にいることにした。

 

暗くなると、各家庭からもバンバン打ち上げ花火が上がり(個々の打ち上げ花火はハロウィンくらいから上がっているが)

メインの花火大会は8時からで結構大きな音。
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ち、近い。。。

 

ハッティさんとクラッカーアニキをステイブルの反対側に避難させて無事に何事もなく花火大会は終わったけれど、

ふぉざちゃんからもお願いします。ガイフォークスをゆるちてあげて。あれから400年以上。もう失敗を祝ったりしなくてもいいやん。時効も時効。ガイに成り代わってオネガイするわ。(ガイだけに) 許したってーな。

まあね、ノトリアスでも後世に名が残って、ワチャワチャと楽しいパーティーの理由付けになってガイとしては名がしれてあの世で案外喜んでるかも。もしも、方法が毒殺とかやったらこんなにも陽気なうるさいお祭りには発展しなかったと思うし。最近ではアノニマスマスクでお目見えやし。

 

日本だと、悪党は祟りがありそうなので、とりま祀っとこ。みたくなるけど、風土異なれば祭りも異なるっちゅーことね。

 

打ち上げ花火は、ポニーちゃんたちには大迷惑なんで、勘弁してくらはい。動物がおらんところでやってほしい。という少数派の意見は花火の音にかき消される。

 

今の季節、何がそんなに楽しいんか分からんが、年末年始までどこかでパンパン打ち上げ花火が上がってるヘゲレス。アホちゃう。昔はそんなことなかったのに。もう、ガイ・フォークスとかカンケー無い。

 

ガイフォークスボンファイヤーナイト花火大会は終わったけれど、突然前触れもなく、結構な音量の打ち上げ花火が上がるので、

 

動物だけじゃなく

 

 

わしの心臓にも悪い。

 

勘弁してくらはい。

 

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