お正月、いかがお過ごしでしょうか?
今日は、お正月三が日の最終日3日です。
早めに牧場に行って馬糞拾い、餌、水の補給などのポニーのお世話をサクサク済ませ、家に帰って甘酒でも作ろうかな。なんて思って、牧場に着いたら、
フェンスが倒されていた。
Oh No。
マジか。
今日もふぉざちゃん1人。なんか事件が起こる時はいつもワンオペ。水道がジャジャ漏れの時も一人だったよ。
もーーーー、これどないしょーーー。(TдT)
泣いてなんていられない。どうにかしなければ。
幸いにもここの部分は二重フェンスになっていて、中洲部分に木が生えている。なので外にポニーが出てしまうことはないけど、外側のフェンスは頼りないし、古いフェンスが足に絡まってポニーがスタックしてしまうと大変なので、どうにかこの部分を補修しなければならない。
牧場にある使えそうな廃材を探して、まだ立っている木の杭に打ち付ける。けれどもその杭もグラグラなので添え木を打ち込んで補強。
泥濘みに足を取られて足が抜けないーーー。ヤバい。長靴脱げそう。
なんとか泥に塗れながら廃材を運んでいたら、
ふぉざちゃんの友だち、牧場の入口のバンガローの爺さまが、わざわざ納屋まで様子を見に来てくれた。風も強く寒いのに。
で、
廃材を運んでくれようとするんだけど、あたしゃ、爺さまがひっくり返るんじゃないかとそれが心配で心配で、お願いだから座っていてと言っても、爺さまはブリティッシュジェントルマンなので、ふぉざちゃんを助けたいのだと思う。けど、一度ストロークを患っているので、もうもう、超フラジャイルなんですよ。フィジカル的に無理だって。
「聞いて、爺さま。今日は一人だから来てくれて心強いよ。ありがとう。本当にありがとう。でも爺さまのお身体が本当に心配だから。どうか座っていて」
と、愛の告白の如く、じっと目を見てゆっくり言うとやっとわかってくれた。
そしたら、ふぉざちゃんの泥に塗れたレザーの長靴(結構イイやつ)を心配してくれたりして、帰り際に「手伝えなくてごめんね」と言って、とことこ帰って行ったのだ。
ありがとうございます。爺さま。けど、長靴よりもフェンス。フェンスをとりま補強しないと。日が暮れちゃう。と心で叫ぶふぉざちゃん。うん、超、超ありがたいよ。爺さま、ホントにありがとう。
廃材のベニヤ板とパレット(木の簀子見たなやつ)を運んで、木の杭に釘で打ち付けていたら、
「ハローアゲイン」
って爺さまの声がしてね、もうビックリして手元が狂って自分の親指を金槌で打ってしまったのよ。
イデーーーッと思ったけど、寒さもあってそんなに気にならなったの。その時は。
「ワタシの履いていた長靴だけど、これを履くといいよ。サイズが大きいだろうけど、靴下を重ねて履いたりインソール入れるといいよ」
と、爺さまが長靴を持ってきてくれたのだ。ドライブウエイを2往復もして持ってきてくれたのだ。お年寄りには結構な距離。
ありがたいよ。本当に。ふぉざちゃん、愛されキャラかも。
無事フェンスもとりま補修完了。
ポニーたち、壊すでないどーーー。
帰り道、車のハンドルを握る手の親指がジンジンしてきた。
家に帰って見てみると、
...血豆。
まあ、おせちの黒豆と言う事にしておこう。
元気で丈夫で健康な生活を願う。