少し前のことですが、
よく読む皆さんのブログを見ていたら、
桃の話題が多くて、
今の季節日本は桃が旬か。そう言えば、去年の今頃、桃を日本で食べたなあ。美味いジューシーな桃を。
丸々していてみずみずしくて、イエローからのピンクのグラデーションが美しい。色もフォルムも美しい。
夏の果物のお姫様って感じです。日本の桃は美味しいよね。別格。食べたいなー。日本の桃。
桃と言えば、
我が家ではレジェンドとなっている桃の思い出話し。
あれは、娘ちゃんが生まれて間もない頃。
ワタクシは新生児の娘ちゃんと一緒にベッドで寝ていました。
異国での出産、遠き日本のことを想い、その夜見た夢は
まるまるとした瑞々しい桃にがぶりとかぶりつく夢。
はっと、赤子の鳴き声で目が覚める。
ワタクシが夢の中でかぶりついた桃はなんと、現実の世界では新生児の娘ちゃんの頭だったの。流血こそなかったものの、しかと歯型付いている。
ギャン泣きする娘ちゃん。そりゃ痛かっただろうよ。ごめんよー。ゆるちてー。
だってさー、新生児の頭がさー柔らかくてさー産毛がふわふわでさー、桃のあの肌触りにそっくりなんだものー。
その後、普通の人とはちと違うタイプの産後ブルーに陥る。
娘ちゃんにその話したら大ウケも大ウケ。今となっては超笑い話。我が家の語りぐさとなっているの桃の思い出。
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あんまり季節感のないヘゲレスだけど、
この季節になると、こちらヘゲレスも負けてません。
この季節になるとスーパーにお目見えする桃。
フラットピーチ。ドーナッツピーチとも言う。
なんかなんか大丈夫かー。おい。
超雑な扱いのこちらのスーパーの品出しで潰れてしまったのか？と思うくらいのつぶれよう。あり得る話で笑えねえけど、
こーゆー種類のピーチ。
形が全然美味しそうでないし、美に欠ける。
大体が熟れていない状態で売られていて、家で熟すのを待つタイプが多い。待たずに食べるとただの固い不味い不細工な桃。
大体がスペイン産で、防腐剤かけまくっているのか、いつまで経ってもこれはオブジェか？と思うくらいずっと腐らず固いままっていう果物が割と多いイギリス。キュウイとか他の果物でも見られるが、これはどうだろう。ちゃんと熟れてくれ。
待つこと3日。
がぶりとかぶりつく。
待ったかいあって、果肉は柔らかい。水分は少なめで果汁が垂れることなくカジュアルに皮ごと食べれる。糖分があって美味しい歯ごたえのある桃。水分少なめの白桃って感じ。日本じゃ高価な桃らしいが、需要が無いと割高になってそりゃ高価だわさ。
フラットネクタリンなるものあるどー。
どんだけフラット好きやねん。今やフルーツ界ではフラットがトレンドなのか？
やわらかねっとりとした果肉。糖分はそれなりにあって甘い。プラムと桃を足して２で割った様な食感。こちらもだらだらと果汁が垂れることなく、カジュアルに食べれる。
バナナとオレンジ以外は、皮もそのままバリバリ食べるヘゲレスの人々には、このフラットピーチ桃がカジュアルでかぶり付きやすくて、売る方もテキトーで良くて、品出し投げるし、レジの人もバンバン投げるし、(そんなんもあって最近はセルフレジ)、そんな国民性にピッタリな桃なのかも。
食べやすさ、取り扱い方、お値段６個で£1.50と、全てにおいてカジュアルさが売り。
もし、もしも、割と白桃に似た味で、取り扱いも雑でOKなフラットピーチがコンテナでトンで日本に輸入されて、６個で３００円とかで売られたら、日本の桃ヤバいかも。
とは言っても、
やっぱ日本の繊細な桃の味には敵わねー。
ワタクシとしては、やっぱり桃は丸くて うぶ毛があって、つつっと皮を剥いたら瑞々しく果汁溢れるそんなやわらかさでないと、桃とは呼べぬのであります。お姫様の十二単衣のように、または、大事に育てた娘を嫁に出す時の花嫁衣裳のように、桃農家さんが桃にアミアミを着せる。アミアミに１個づつ丁寧に丁寧に包まれてこそ桃なのであります。
アミアミ込みでの桃。
アミアミに包まれた桃にあらずんば桃にあらず。
今まで、
数え切れないほどの日本の桃がアミアミと共に出荷されていて、桃自体もアミアミは自分の一部だと思っているのではなかろうか。そんな桃の思い出が、いつしか桃のDNAに組み込まれて、そしてそれは遂に桃のゲノムの暴走を許し、アミアミを桃自ら形成してアミアミも桃の一部となる。
アミアミの付いた桃が木になるのも遠い未来の事ではない。←妄想。
桃桃ってゆーてっから
なんかなんか、
ハッティさんのおケツが
桃に見えてきたやん。
どうしてくれるんじゃいっ。
