先週、
愛用のソーイングマシンが壊れた。
NEW HOME というメーカーのミシン。
ミシンの後ろにモーターがむき出しで取り付けてあるタイプ。
年代的になんとなく50sかな。ハッキリとわからんが。
そのモーターには
janome, made in Japan
と書いてある。
モーターは日本のジャノメ。イギリス発音だと、ジャノーム。…キモい。
はて?
NEW HOMEってメーカー、聞いたことないけど。
それもそのはず、
それはジャノメの海外名。
海外に居るときゃニューホームと呼ばれたの〜♪
海外の名前で出ています。
この装飾がたまりません。
美術品です。
このフォルム。ゾクゾクする。
そこには、実用性と美があるのです。
その日、ベジの人のジーンズのほころびを縫っていたら、なんだか調子が悪くなってきた。モーターが空回りするような感じで、
きゅいーーーーん、きゅいーーーんと音がして、
え?子犬?
と思ったら、モーターから煙が出た。
ヤヴァい。壊れた。
新しいミシンを買わないといけないのか?
でも、今どきのミシンってプラスチックでイヤだ。
思い返せば、
このミシンの前に使っていたミシンが壊れたとき、某有名J百貨店に新しいミシンを買いに行ったっけ。
ふぉざちゃん、その時から今時のミシンはプラスチックっぽくってキライだったの。それに、当時の日本のミシンは既にボタンスタートが主流で、フットコントローラーが付いていないということを小耳に挟んでいて、ふぉざちゃんは古いタイプの人なので、フットコントローラーじゃないとダメなんすよ。
で、イギリスのJ百貨店のミシン販売員の人に、
これフットコントローラーですよね? ハンドでボタン押してスタートじゃないですよね?
って聞くと、
ちょっと鼻で笑う感じで、
今どきのミシンはすべてエレクトリックでフットコントローラーで動くのよ。エレクトリック、わかる?電気で動くの。ハンドじゃないわ。
みたいな対応された。
どうやらその店員は、足踏みミシンのことだと思ったようだ。
日本はかなり先、斜め上を行っているというのに。
日本のはボタンでスタート、ボタンでストップなのよ。すごいやつは音声でもスタートするよ。
と反撃した。
が、
すこし、間があって、
だから、今どきのミシンはね、フットコントローラーで動くのよ。エレクトリックよ。
と、このアジア人何わけわからん事言っているのだろう。。。みたいな、対応された。
これだからね、黄色人種見下しのイギリス。ばっかだなあ。ハイテク知らぬ奴ら。この売り場にボタンスタート&音声スタートのミシンが登場にするのは、10年後だろうな。とその時思って、哀れみ、購入をやめた。
そうこうしている間に義理の父が、ヴィンテージチャリティショップでこのニューホームちゃんを見つけて買ってくれたのだ。
あれから15年くらい経ってるけど、巷のミシンはボタンスタートがやっと主流になったみたい。おせーんだよ。ったく。やっとかよ。いや、あたしゃ、そのタイプキライだけどさ。
ネットで新しいミシンを見てみたけど、やっぱりふぉざちゃんこのニューホームちゃんが好き。フォルムが好きなの。美術品だからね、手放せないの。
調べてみると、簡単にモーターを取り替えることができるみたい。即オーダー。
今日、そのモーターが届いた。
サクサク取り替える。
古いモーターの取り付けネジを外して、新しいモーターをつけるだけ。案外かんたん。
このラバーバンドがモーターで回ってミシンを動かしている。
カラクリ案外ストレートフォーワード。
右が古いモーター。お疲れ様、MADE IN JAPANのモーター。はっきりした年数は定かではないが、長い間、(70年くらい?50年は絶対かと…) 現役だったのね。流石、ジャパンクオリティー。
モーターを取り替えたら生き返ったぞ。ニューホームちゃん。
これで、また君とソーイングができる。良かった♥
もう死ぬまで使うと心に決めました。
これからもよろしく。