ああ、
そう言うことだったのか...。
1ヶ月以上前のコトだけど、
牧場でプーピッキングをしていたら、牧場の入り口のバンガローから爺さまが手招きをしていたのよ。爺さまはこの牧場やこの辺一帯の大地主さん。
で、バンガローに行ってみたら、
「このファッジ食べてみ」
と、ファッジをお裾分けしてくれた。
「ソーントンズのラムレーズンファッジだよ。美味しやろ。けどもう買えないんだよ」
みたいなことを言っていたの。"みたいなこと"っていうのは、爺さまはボソボソと喋るので英語が超聞き取り辛く、なんとか単語を聞き取ってつなぎ合わせてあとはゲスなんですよー。聞き直しても耳が遠いので話が超絶ややこしくなるんでね。
多分、爺さまの方も耳が遠いのと、ふぉざちゃんの英語が日本語なまりの英語のため、あんまり聞き取ってなくて、お互いにいつも一方通行なんですがね、なんかなんかとても楽しくて良い友だちなんです。
で、
ソーントンズのファッジの話しにもどる。
*Thorntons(ソーントンズ)とはイギリスのファッジ、トフィー、チョコレートの専門店*
それから少し経って、牧場の行きしなにタウンに行く用事があったので、
ついでに、爺さまにソーントンズのラムレーズンファッジを買って行ってあげようとショッピングモールのソーントンズショップにいったらなんとなんと、
店舗撤収していた。
そーゆーコトだったのね。
爺さまがもう買えないって言っていたのは、ファッジが売り切れてもう買えないと思っていたら、ソーントンズの店舗撤収で、もう買えないってことだったのだ。
これからのソーントンズは店舗は持たず大手スーパーにのみ置いているそう。ロンドンとかには店舗はあるのかな。知らんけど。
そうか、
もう買えないのなら、作ってやろうではないか。ソーントンズよりも美味いラムレーズンファッジを。
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まず、前の日に
レーズンをラム酒に浸しておく。
生クリーム200ml、砂糖200g、バター80gを中火にかけ、ひたすら混ぜる。
基本、ファッジはこの3つで出来る。生クリームの代わりにミルクやコンデンスミルクでも出来るらしい。
焦げに注意して混ぜること約15分。温度が116℃になると固まってくるらしい。
混ぜるのが重くなってファッジぽくなってきたところに、前日から浸しておいたラムレーズンをドバっと鍋に投入。そしてひたすらまぜまぜ。
予めクッキングシートを敷いたトレイに流し込む。
粗熱取れたら切り目を入れて冷蔵庫で冷やす。
ファッジはトフィーみたいにガチで固まらないので、冷めてからでも切り目が容易に入るけど、冷蔵庫に入れる前が切れ目が入りやすい。
美味い。ぶち美味い。
なんだ、ファッジって以外と簡単に作れるじゃん。
もうちょい砂糖控えめでも良かったかな。甘すぎた。
頭にキーーーーーンとくる甘さ。こめかみが痛い。
けれど、
たんまり自家製ラムレーズンを入れたので、
絶対に、
絶対に、Thorntonsのラムレーズンファッジには勝ったと思う。
家族のみんなも爺さまも喜んでくれたどーーー。
良かった。
簡単に作れてアレンジも色々出来るので、オレンジピールやミックスドスパイスを効かせて、クリスマスのプレゼントにどうでしょうか?